科目紹介:高分子化学
わたしたち現代の生活とは切り離せない高分子化合物
その生成法や性質を、楽しみながら学習しています
高分子化合物は身近な存在
世の中には多くの化学物質が出回っていますが、わたしたちにとって特に身近なのは高分子化合物。プラスチックはもちろん、食料保存用のラップや飲み物のペットボトル、コンビニやスーパーの買い物袋なども、すべて高分子化合物です。「高分子化学」の授業では、これら身近な高分子化合物の生成法や性質などについて学びます。
生活に密着しているので、大変興味深い内容なのですが、長谷川先生の授業の進め方もとてもユニーク。例えばある日、先生はとても大きな袋を教室に持ち込み、中に入っているさまざまな高分子化合物の製品名を学生に当てさせました。わたしたちは思いつく限り答えましたが、そのほとんどが袋に詰まっていたのにはビックリ。消しゴムやストッキングまで入っており、高分子化合物が本当に日常生活と切り離せないものであるということを、改めて再認識できました
生活に密着しているので、大変興味深い内容なのですが、長谷川先生の授業の進め方もとてもユニーク。例えばある日、先生はとても大きな袋を教室に持ち込み、中に入っているさまざまな高分子化合物の製品名を学生に当てさせました。わたしたちは思いつく限り答えましたが、そのほとんどが袋に詰まっていたのにはビックリ。消しゴムやストッキングまで入っており、高分子化合物が本当に日常生活と切り離せないものであるということを、改めて再認識できました
楽しく学べるユニーク授業
先生は教壇の上でアジピン酸とヘキモメテレンジアミンを反応させ、66ナイロンを生成したこともありました。高校の授業でもやるような簡単な実験ですが理論を学ぶのと並行して実験を目の当たりにし、反応の仕組みをますます深く理解できたように思います。授業中はずっと教壇にいるのではなく、教室内を歩き回って学生に話しかけたり、質問したりするのが先生お得意のスタイル。普通の会話の中からヒントを得て、関連する内容をあぶりだして授業してくれるので、毎回とても楽しく学習しています。
担当教員からのコメント
高分子化合物に低分子化合物と大きく異なる性質がありますが、この授業では高分子化合物の基礎的な事項として、重合反応や特性解析、固体物性に焦点を絞って解説しています。世の中ではあらゆる分野で多様な高分子材料が用いられていますが、その有用性や実用的な感覚も学びとってほしいと考えています。ただ一方的に知識を授けるのではなく、学生の知的好奇心をかき立てるのがわたしたち教員の仕事。学生たちがしっかり理解を深められるように、授業があまり早く進みすぎないように、いつも留意しています。