理学部化学科

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生物有機化学
Bioorganic Chemistry

担当教員 齋藤 良太
選択 | 2単位 | 3年秋学期

授業目的

生物有機化学とは有機化学的手段を応用して生化学現象を解明する事を目的とする学問である。この講義では生体分子のうち、炭水化物、脂質、アミノ酸とタンパク質、核酸について研究するための基礎理論と化学的手段について理解する。また代謝経路の有機化学反応について詳細な反応機構を理解し、これらの分子ならびに反応と生命現象との関わりを理解する。

授業内容

教科書の第25章から28章までの範囲について、スライドと板書を併用して講義を進める。途中理解度確認のために小テストも行う。
No.1 第25章:「生体分子:炭水化物」   炭水化物の分類、炭水化物の記述とフィッシャー投影式、糖のD体・L体、単糖の鎖状構造と環状構造、Hawaorth構造式
No.2
第25章:「生体分子:炭水化物」   単糖類の命名法、単糖のアノマー、変旋光
No.3
第25章:「生体分子:炭水化物」   単糖の反応、二糖の構造と分類、多糖の分類と反応、その他の重要な炭水化物
No.4 第27章:「生体分子:脂質」     脂質の分類:ワックス、脂肪、油脂
No.5 第27章:「生体分子:脂質」     石鹸、脂肪酸、リン脂質
No.6 第27章:「生体分子:脂質」    プロスタグランジンとその他のエイコサノイド
No.7 第27章:「生体分子:脂質」    ステロイド、テルペノイド
No.8 第26章:「生体分子:アミノ酸、ペプチド、タンパク質」(もしくは中間試験とまとめ)
アミノ酸の構造、Henderson-Hasselbalchの式とpKa
No.9 第26章:「生体分子:アミノ酸、ペプチド、タンパク質」 (中間試験を行った場合次の項目も含む:アミノ酸の構造、Henderson-Hasselbalchの式とpKa)アミノ酸の不斉合成、ペプチドの表記法、ペプチドのアミノ酸分析、ペプチド配列の決定
No.10 第26章:「生体分子:アミノ酸、ペプチド、タンパク質」 ペプチドの合成法(液相法)
No.11 第26章:「生体分子:アミノ酸、ペプチド、タンパク質」 ペプチドの合成法(固相法)、タンパク質の構造と酵素
No.12 第28章:「生体分子:核酸」  ヌクレオチドと核酸、DNAとRNA、DNAにおける塩基対とWatson-Crickの二重らせんモデル、核酸と遺伝
No.13 第28章:「生体分子:核酸」  DNAの複製、DNAからRNAへ: 遺伝情報の読み取り、翻訳:タンパク質の合成
No.14 第28章:「生体分子:核酸」  核酸の合成、核酸の増幅:ポリメラーゼ連鎖反応、塩基の化学修飾と突然変異(DNAの損傷)
No.15 期末試験とまとめ

関連科目

予め学んでおくとよい科目:有機化学Ⅰ 有機化学Ⅱ 有機化学Ⅲ 有機化学演習Ⅰ 有機化学演習Ⅱ 構造有機化学 有機化学Ⅳ 生物化学Ⅰ 生物化学Ⅱ 一般化学Ⅰ
この科目に続く内容の科目:化学輪講Ⅰ・Ⅱ 卒業研究

教科書・参考書

【教科書】
  • 「マクマリー有機化学(下)」(マクマリー著 東京化学同人)
【参考書】
  • 「有機化学 解答解説書」(英語版:マクマリー著、東京化学同人)
  • 「生命科学のための有機化学II 生化学の基礎」(原田義也著、東京大学出版会)

評価方法

評価は次の4つの観点から行う。
<関心・意欲・態度>反応や考え方に関心を持ち、意欲的に課題に取り組むとともに実際の事象の考察に活用しようとしている。
<思考・判断>各反応,事象について論理的に考えるとともに、思考の過程を振り返り、多面的・発展的に考えている。
<技能・表現>各反応,事象を図表等を用いて視覚的に表現する技能を習得し、それらを用いた論理的な説明ができている。
<知識・理解・定着>基本的概念・原理・法則・用語・記号を理解し、基礎的な知識がしっかりと定着している。
以上の観点について小テスト(約20%)及び定期試験(約80%)によって評価する。

オフィスアワー

月曜日 13:00~14:30(1202B室)

その他

教科書中心の講義であるから、授業の際は教科書を必ず用意すること。
生物有機化学教室配属希望の学生はこの講義を受講していることが望ましい。

お問い合わせ先

東邦大学 理学部

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
習志野学事部

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