分析化学III
Analytical Chemistry III
担当教員 森田 耕太郎
選択 | 2単位 | 3年春学期
選択 | 2単位 | 3年春学期
授業目的
酸化還元反応に基づいた化学分析や定量法について解説する。酸化還元電位の数値的取り扱いと自由エネルギー変化に基づいた計算から、平衡定数や反応の進行についての理解を深める。酸化還元平衡に基づいた容量分析法を基礎として定量分析の原理や適用範囲について学ぶとともに、ファラデーの法則とネルンストの式に基づいた電気化学測定法についての知識を修得することを目的とする。
授業内容
自由エネルギー変化と平衡定数、標準酸化還元電位の関係性に基づいて化学反応について解説する。
酸化還元平衡を基礎とした容量分析および滴定の原理と適用例について説明する。
ポテンショメトリーやボルタンメトリーなどの電気化学分析法の原理と解析方法を解説する。
酸化還元平衡を基礎とした容量分析および滴定の原理と適用例について説明する。
ポテンショメトリーやボルタンメトリーなどの電気化学分析法の原理と解析方法を解説する。
No.1 | 講義ガイダンス、化学反応とエネルギー変化 |
No.2 | 化学反応の自由エネルギー変化と平衡論 |
No.3 | 自由エネルギー変化と標準電極電位 |
No.4 | 標準電極電位データを使った平衡計算 |
No.5 | ネルンストの式とファラデー定数 |
No.6 | 金属の化学種分布とプールベ図 |
No.7 | 酸化還元滴定 |
No.8 | 電気化学測定法の概要 |
No.9 | ポテンシオメトリーとガラス電極による pH 測定 |
No.10 | 電気化学計測で使用する電極 |
No.11 | アンペロメトリーにおける電荷量と反応物質量 |
No.12 | ボルタンメトリー |
No.13 | サイクリックボルタンメトリー(1) |
No.14 | サイクリックボルタンメトリー(2) |
No.15 | 総括とまとめ |
関連科目
予め学んでおくとよい科目:分析化学Ⅰ、Ⅱ
この科目に続く内容の科目:機器分析Ⅰ
この科目に続く内容の科目:機器分析Ⅰ
教科書・参考書
【教科書】
- 井村久則・樋上照男「基礎から学ぶ機器分析化学」(化学同人) ※ 「機器分析 I」でも同じ教科書を使用する。
- 本浄高治ほか「基礎分析化学」(化学同人)
- 渡辺正、中林誠一郎「電子移動の化学」(朝倉書店)
評価方法
定期試験 70 %、提出物 30 %。
提出物は講義中に返却し、解説する。
提出物は講義中に返却し、解説する。
オフィスアワー
金曜日 12時~13時。
その他の時間帯でも対応しますが、 Moodle のメッセージ機能で来室予定時刻を知らせてください。
その他の時間帯でも対応しますが、 Moodle のメッセージ機能で来室予定時刻を知らせてください。
その他
なし