物理学II
Physics II
担当教員 髙木 祥示
選択 | 2単位 | 2年春学期
授業目的
電磁気学の講義を行う。電磁気学は電磁場を対象にした学問であり、その実在性は電磁波の存在により裏付けられている。本講義では、エレクトロニクスの根幹であり、自然科学の種々の分野で必要となる電磁場の基礎知識を習得することを学習教育目標とする。
授業内容
時間的に変化しない静電場と静磁場を主に行うが、時間的に変化する電場と磁場についても触れ、電磁気学全体を概観する。電磁場はベクトル場であるため、初回にベクトルの復習を行う。適宜、積分や微分表示を使用するが、高校物理未履修者も念頭に置き授業を行う。
No.1 | ベクトルの復習 教科書p.3-5、21、51 |
No.2 | クーロンの法則、電場、電気力線 p.225-228 |
No.3 | ガウスの法則Ⅰ p.228-233 |
No.4 | ガウスの法則Ⅱ |
No.5 | 電位、静電場の性質 p.233-237 |
No.6 | 導体、静電誘導、導体表面近傍の静電場 p.237-241 |
No.7 | コンデンサー (静電容量・キャパシター、静電容量の合成) p.241-245 |
No.8 | コンデンサー (誘電分極、電場のエネルギー) p.246-253 |
No.9 | レポート解説 |
No.10 | 電流、オームの法則、ジュール熱 p.255-261 |
No.11 | キルヒホッフの法則 p261-264 |
No.12 | 電流が磁場から受ける力 p.271-274 |
No.13 | 電流の作る磁場 ビオ—サバールの法則 p.271-276 |
No.14 | アンペールの法則 p.276-281 |
No.15 | 学習到達度の確認 |
関連科目
予め学んでおくとよい科目:数学A1 物理学Ⅰ
この科目に続く内容の科目:物理学実験 物理学Ⅲ
この科目に続く内容の科目:物理学実験 物理学Ⅲ
教科書・参考書
【教科書】
- 物理学(三訂版)(小出昭一郎、裳華房) 物理学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲともにこの教科書を使用する。Ⅱのみの受講者には電磁気学(物理学[分冊版](小出昭一郎、裳華房)がある。
- 物理入門コース 電磁気学Ⅰ、Ⅱ (長岡洋介、岩波書店)
- 基礎物理学、(原康夫、学術図書出版社)
評価方法
レポート40%、期末試験60%。レポートの問題は授業で解説する。期末試験については、希望者に模範解答を配布する。
オフィスアワー
月曜日の3限の講義後または金曜日「物理学実験」終了後
その他