生物学実験
Biology Laboratory
担当教員 久保田 宗一郎、猪田 利夫
選択 | 1単位 | 2年春学期
授業目的
生物学の基本である顕微鏡操作を体得し、また細胞生物学、遺伝学などの分野を理解するため、動物由来の染色体等を材料とした代表的な実験を行い、関連事項についても学ぶ。
授業内容
顕微鏡の使い方を体得するために、まずチャイニーズハムスター骨髄細胞のプレパラートを用いた体細胞染色体の観察・核型解析、ヒト培養白血球のプレパラートを用いた体細胞染色体の観察・核型解析、チャイニーズハムスター精巣のプレパラートを用いた減数分裂染色体の観察とヒトの口腔粘膜の扁平上皮細胞のXクロマチン観察を行う。続いてコンピュータを活用してトウモロコシのメンデル性遺伝のカイ二乗検定による推定を行い、メンデルの遺伝学を理解する。
アルコール発酵の仕組み、アルテミアの遊泳行動、アルテミアを用いた個体数の推定法について実践する。
アルコール発酵の仕組み、アルテミアの遊泳行動、アルテミアを用いた個体数の推定法について実践する。
●実習1(久保田担当分)
1 ガイダンスおよび顕微鏡利用の準備
・「生物学実験」で行う実験の内容を理解する。
・顕微鏡の使い方を理解する。
・スケッチを通じて、チャイニーズハムスター骨髄細胞のプレパラートを用いた体細胞染色体の観察・核
型解析を理解する。
2 体細胞分裂と減数分裂の違いの確認
・スケッチを通じて、ヒト培養白血球のプレパラートを用いた体細胞染色体の観察・核型解析を理解す
る。
・スケッチを通じて、チャイニーズハムスター精巣のプレパラートを用いた減数分裂染色体の観察・核型
解析を理解する。
・ヒトの口腔粘膜の扁平上皮細胞のプレパラートを各自で作成し、細胞、核、Xクロマチンをスケッチ
し、Xクロマチンの意味を理解する。
3 トウモロコシのメンデル性遺伝の検証
・メンデル性遺伝を理解する。
・トウモロコシを用いてカイ二乗検定による推定を行い、メンデル性遺伝の理解を深める。
(コンピュータ活用:データ処理)
●実習2(猪田担当分)
1 アルテミアの遊泳行動の解析(スマートフォン・ビデオ活用:データ処理)
アルテミア(エビの一種)の遊泳行動を観察し、動画解析することで動物の行動を理解する。
2 生物の個体数を推定する理論モデルを構築する(コンピュータ活用:データ処理)
個体数推定法の一つである除去法を用いアルテミアの個体数を推定する理論を理解する。
3 アルコール発酵の測定
パン酵母が3種類の単糖類(グルコース、フルクトース、ガラクトース)を基質として、アルコー
ル発酵を行う際、どの糖がアルコール発酵に適していて、どの糖が適していないかを二酸化炭素の
生成を指標として検証し、アルコール発酵(無気呼吸)の仕組みを理解する。
1 ガイダンスおよび顕微鏡利用の準備
・「生物学実験」で行う実験の内容を理解する。
・顕微鏡の使い方を理解する。
・スケッチを通じて、チャイニーズハムスター骨髄細胞のプレパラートを用いた体細胞染色体の観察・核
型解析を理解する。
2 体細胞分裂と減数分裂の違いの確認
・スケッチを通じて、ヒト培養白血球のプレパラートを用いた体細胞染色体の観察・核型解析を理解す
る。
・スケッチを通じて、チャイニーズハムスター精巣のプレパラートを用いた減数分裂染色体の観察・核型
解析を理解する。
・ヒトの口腔粘膜の扁平上皮細胞のプレパラートを各自で作成し、細胞、核、Xクロマチンをスケッチ
し、Xクロマチンの意味を理解する。
3 トウモロコシのメンデル性遺伝の検証
・メンデル性遺伝を理解する。
・トウモロコシを用いてカイ二乗検定による推定を行い、メンデル性遺伝の理解を深める。
(コンピュータ活用:データ処理)
●実習2(猪田担当分)
1 アルテミアの遊泳行動の解析(スマートフォン・ビデオ活用:データ処理)
アルテミア(エビの一種)の遊泳行動を観察し、動画解析することで動物の行動を理解する。
2 生物の個体数を推定する理論モデルを構築する(コンピュータ活用:データ処理)
個体数推定法の一つである除去法を用いアルテミアの個体数を推定する理論を理解する。
3 アルコール発酵の測定
パン酵母が3種類の単糖類(グルコース、フルクトース、ガラクトース)を基質として、アルコー
ル発酵を行う際、どの糖がアルコール発酵に適していて、どの糖が適していないかを二酸化炭素の
生成を指標として検証し、アルコール発酵(無気呼吸)の仕組みを理解する。
関連科目
予め学んでおくとよい科目:生物入門A 生物入門B(2021年度開講せず) 生物入門B 生物学
この科目に続く内容の科目:特になし
この科目に続く内容の科目:特になし
教科書・参考書
【教科書】
実験に必要な教材は適宜配布する。
今年度は8月23, 24, 26, 27, 30, 31日の6日間
(前半の月、火、木の3日を猪田、後半の金、月、火の3日を久保田が担当予定)
【参考書】
生物学の教科書等
実験に必要な教材は適宜配布する。
今年度は8月23, 24, 26, 27, 30, 31日の6日間
(前半の月、火、木の3日を猪田、後半の金、月、火の3日を久保田が担当予定)
【参考書】
生物学の教科書等
評価方法
実験に対する取り組み(20%)
結果・考察をまとめたレポート(80%)
結果・考察をまとめたレポート(80%)
オフィスアワー
久保田:月・13:00~20:00 [理学部I号館 1302A]、メール(kubota(at)bio.sci.toho-u.ac.jp)による問い合わせは随時受け付ける
。
猪田:メール(toshio.inoda(at)sci.toho-u.ac.jp)による問い合わせが望ましい。詳細は初回講義時に説明す る。 ※(at)は@に置き換えて下さい。
。
猪田:メール(toshio.inoda(at)sci.toho-u.ac.jp)による問い合わせが望ましい。詳細は初回講義時に説明す る。 ※(at)は@に置き換えて下さい。
その他
【12】教育職員免許法施行規則に定める区分
<必修科目>2018年度以前生
科 目:教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科)
担当形態:複数
施行規則に定める科目区分:生物学実験(コンピュータ活用を含む)
<必修科目>2019年度以降生
科 目:教科及び教科の指導法に関する科目
授業形態:複数
施行規則に定める科目区分:生物学実験(コンピュータ活用を含む)
<必修科目>2018年度以前生
科 目:教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科)
担当形態:複数
施行規則に定める科目区分:生物学実験(コンピュータ活用を含む)
<必修科目>2019年度以降生
科 目:教科及び教科の指導法に関する科目
授業形態:複数
施行規則に定める科目区分:生物学実験(コンピュータ活用を含む)