一般化学I
General Chemistry I
担当教員 幅田揚一・長谷川 匡俊
必修 | 2単位 | 1年春学期
授業目的
化学は新たな物質を設計し作り出しその機能を明らかにすること、あるいは天然の物質を特定し性質を明らかにし更には動態を解明することを目標としている。このように幅広い研究対象をもつ化学を専門的に学ぶときに必要となる基本的で重要な事項を修得することを目的としている。このために講義では物理化学に関係することと有機化学を学ぶための基礎事項を取り上げる
授業内容
第1回から6回は、化学反応の量関係について復習したあと、反応速度論について概要を学ぶ。続いて化学反応を統一的に整理して理解する方法のひとつとして酸塩基について学ぶ。
第7回から14回は有機化学を学ぶ上で重要な混成軌道について説明し、秋学期に開講される有機化学Ⅰへの導入部とする。講義の理解を深める目的で、毎回の講義内容に関連するレポートまたは小テストを課す。
講義は、幅田(有機化学分野)と長谷川(物理化学分野)で分担して行なう。
第7回から14回は有機化学を学ぶ上で重要な混成軌道について説明し、秋学期に開講される有機化学Ⅰへの導入部とする。講義の理解を深める目的で、毎回の講義内容に関連するレポートまたは小テストを課す。
講義は、幅田(有機化学分野)と長谷川(物理化学分野)で分担して行なう。
No.1 | ガイダンス,数値について(有効数字,単位)(長谷川) |
No.2 | 化学における数値計算(物質量、分子量、溶液の濃度)(長谷川) |
No.3 | 気体の性質(1)理想気体の状態方程式(長谷川) |
No.4 | 気体の性質(2)気体の分子運動論 (長谷川) |
No.5 | 気体の性質(3)実在気体の状態方程式(長谷川) |
No.6 | 気体の性質(4)気体の液化と臨界点、超臨界状態(長谷川) |
No.7 | 有機化学を学ぶ上で必要な事項(幅田) |
No.8 | 有機化学(1) 原子の構造:軌道、電子配置(幅田) |
No.9 | 有機化学(2) 化学結合論:化学結合の性質、原子価結合法、混成軌道(1)(幅田) |
No.10 | 有機化学(3) 化学結合論:化学結合の性質、原子価結合法、混成軌道(2)(幅田) |
No.11 | 有機化学(4) 酸と塩基(幅田) |
No.12 | 有機化学(5) 共鳴構造式(幅田) |
No.13 | 有機化学(6) 有機化合物の命名法(1)(幅田) |
No.14 | 有機化学(7) 有機化合物の命名法(2)(幅田) |
No.15 | 到達度試験(幅田・長谷川) |
関連科目
予め学んでおくとよい科目: 高校の化学(や物理の一部)を大学の化学の視点で眺めなおして発展させる。したがって高校の教科書や参考書も参考となる
関連科目:無機化学Ⅰ 分析化学Ⅰ 有機化学Ⅰ 物理化学Ⅰ(再履修クラス)
関連科目:無機化学Ⅰ 分析化学Ⅰ 有機化学Ⅰ 物理化学Ⅰ(再履修クラス)
教科書・参考書
【教科書】
- J.McMurry著、「マクマリー有機化学(上)」、第9版、東京化学同人(7回~14回).
- 講義中に紹介する
- 第1回から6回の講義での配布資料は、原則としてウェブページからダウンロード可能にする予定(長谷川)
- 第7回から14回の資料はMoodleで配信する(幅田)
評価方法
到達度試験(70%)、授業時間内に行う小テスト及びレポート(30%)により評価する(幅田)
到達度試験(100%)(長谷川)
到達度試験(100%)(長谷川)
オフィスアワー
長谷川 月~土曜日の8:30-10:30
幅田 月曜日,水曜日の午前中
幅田 月曜日,水曜日の午前中
その他
幅田担当の時間には,マクマリー有機化学(上)を必ず持ってくること