佐々木要准教授が日本糖質学会より「2019年度 (第22回) 日本糖質学会奨励賞」を受賞しました.
佐々木要准教授が日本糖質学会の2019年度(第22回)日本糖質学会奨励賞を受賞しました。
受賞研究テーマは「異常配座糖を基軸とする高立体選択的グリコシル化反応の開発」です。
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いろいろな糖がグリコシド結合でつながった化合物を糖鎖といい,アミロースやセルロースなどが有名ですが,糖鎖は体の中で重要な役割を果たしていることが知られています。糖鎖の機能の研究を進める上で,人工的に糖鎖を合成する必要がありますが,まだ完全に思い通りに合成ができるという状況にはありません。佐々木准教授の研究グループは,構築が困難だったマンノースの β-結合を効率良く構築する方法を,糖の骨格を歪ませるという新規な戦略を用いて確立しました。この研究は有機合成化学や生物有機化学の分野で高く評価され,既にいろいろな賞を受賞しています。今回は糖鎖の研究を専門とする学会からの受賞となりました。
授賞式と受賞講演は,2019年8月19日から21日に名古屋大学豊田講堂でおこなわれる,第38回日本糖質学会年会・学会創設40周年記念大会にておこなわれます。
佐々木准教授による高校生向けの実験教室, 夏休み理科教室が7月26日(金)27日(土)に習志野キャンパスで開催されます。また高校生向けの講義も,高大接続型入試プレプログラムの一つとして8月16日(金)に習志野キャンパスで開かれます。興味をお持ちの方はご参加下さい。