両日とも9時から学科説明会を開催しました。説明会では、スライドを用いて学科の教育研究の概要や進路、資格などの紹介を行いました。また個別相談コーナーでは、入試、臨床検査技師、進路などについての質問を個別に受けました。みなさん、とても熱心でした。

学科紹介のあとには、学科見学ツアーを開催し、化学科の研究室や学科で研究に使用している大型の分析機器、学生実験室、それにメディアセンター（図書館）などを案内しました。案内は4年生が担当しましたが、講義や学生生活のこと、就職のことなど、参加者からのいろいろな質問についても一生懸命に答えていました。

体験授業は、教員が自分の研究を高校生の皆さんにできるだけやさしく語る企画です。化学科では、生物有機化学教室の齋藤良太准教授が「生命現象の化学－ホタルの生物発光を中心に－」を講義しました。私たちの体は、化学物質でつくられています。したがって体内で起こっている生命現象はすべて化学反応ということになります。講義ではホタルの発光現象を中心に、生き物の体で起こっている化学反応についてお話ししました。

参加者にとても好評だったのが、体験実験でした。化学科の体験実験は、「－196℃の世界」でした。「高分子化学教室の石井講師による、液体窒素温度の不思議な世界についての楽しい解説を聞きながら、実験をしました。定員40名のところ参加者が多く会場に入れなかったため、体験実験を2回に分けて行いました。

化学科関連で人気が高かったもう一つのイベントは、5日に行われたプロのマジシャンのYOHEYさんによるChemical Magicショーでした。YOHEYさんは化学科の卒業生で、卒業と同時にマジシャンとして活躍してきました。プロのマジックを見せてくれるだけでなく、マジックの中で使っている化学反応を種明かしをしながら”科学的”に説明してくれました。驚きと一緒に拍手喝采でした。 化学科関連のイベントについて紹介してきましたが、他にも資格・勉強相談コーナー、入試問題の解説、クラブ・サークル紹介、学食体験、健康チェック・不自由体験などいろいろなイベントが開催されました。それらの様子は、オープンキャンパス2012のスタッフブログでご覧になることができます。 オープンキャンパスは終了しましたが、引き続き9月・10月には土曜キャンパス見学会を開催します。9月15、29日、10月6日の12時30分と14時からの2回、学科見学ツアーがスタートします。ツアーの案内は、学部学生がしますので、大学の授業や学生生活のことを直接聞くことができます。予約不要です。