ボイルの法則（圧力依存性）：温度一定、気体の質量一定のとき、圧力が高くなれば体積が小さくなる（気体の体積は、圧力に反比例する　V ∝ 1/p ）。
または、 pV = 一定（温度一定、気体の質量一定のとき）。

シャルルの法則（温度依存性）：圧力一定、気体の質量一定のとき、気体の体積は絶対温度に比例する　V ∝ T 。（絶対温度T[K] = t[℃] + 273）

アボガドロの法則（物質量依存性）：気体１molの体積は、気体の種類に関係なく、0 ℃、１atmで、22.4リットルである。これより、気体の体積は物質量に比例すると言える　V ∝ ｎ 。

これら三つの法則（pV = 一定 、V ∝ T 、V ∝ ｎ ）より、 pV ∝ nT となり、
比例定数をRとすると、気体の状態方程式 ｐV = nRT が完成する。

このとき、R は気体定数とよばれ、気体の種類によらず同じ値8.3 [J/(K・mol)]をとる。