上皮組織 (epithelial tissue, 上皮、epithelium)
動物の基本組織の一つ。細胞どうしがしっかりと接着して体の表面や体腔、器官などの内表面を覆っている細胞シートとそれらに由来する外分泌腺や内分泌腺からなる。多層の細胞シートからなる皮膚の表皮や一層の吸収細胞からなる腸の粘膜上皮などが代表例で、保護、吸収、分泌、運搬などの働きをする。上皮組織内には細胞外基質や血管がほとんどみられず、基底膜をはさんで結合組織と隣接するという特徴がある。
皮膚や腸の上皮を構成する細胞は比較的短命で、幹細胞から新たな細胞を補給することで恒常性を維持している。また、損傷時には周辺の生細胞が増殖・移動することで傷口を閉鎖させる。
皮膚や腸の上皮を構成する細胞は比較的短命で、幹細胞から新たな細胞を補給することで恒常性を維持している。また、損傷時には周辺の生細胞が増殖・移動することで傷口を閉鎖させる。
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