理学部生物分子科学科

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生物分子科学専攻の大学院生が優秀発表賞を受賞しました

第36回日本下垂体研究会」(令和4年8月8日~10日、山梨県)で、生物分子科学専攻の和泉知輝さん(M2)が優秀発表賞を受賞しました。和泉さんは塚田研究室に所属し、ニホンウナギを用いてナトリウム利尿ペプチドと呼ばれるホルモンの脳内作用機構を調べています。日本下垂体研究会は、下垂体と下垂体に関わる全ての領域を視野に入れた学際的な研究会で、年一回の学術集会を合宿形式で行います。今回は山中湖の湖畔にある東海大学のセミナー施設(山中湖セミナーハウス)で開催され、医学、理学、獣医学、畜産学、水産学など様々な分野の研究者や大学院生が集まり、感染症対策をしたうえで3日間みっちり議論・交流をしました。和泉さんは、「ウナギC型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)の受容体解析と受容体脳内マッピングによる新規機能予測」というタイトルで口頭発表をしました。具体的には、CHO細胞にウナギのホルモン受容体の発現させた受容体解析、in situ hybridization法による受容体の脳内発現マップの作製、生体染色による脳室周囲器官の同定を行い、これまで知られていなかったナトリウム利尿ペプチドファミリーの視床下部への関与およびその作用機序を明らかにしました。和泉さんの多角的な研究手法やプレゼンテーション能力が評価され、受賞に至りました。今回の発表データは、井田隆徳先生(宮崎大学)との共同研究です。現在、和泉さんとともに国際雑誌の投稿に向け準備を進めています。

和泉さんと指導教員の塚田准教授

和泉さんの喜びの言葉「この度は、栄誉ある優秀発表賞をいただき、非常に光栄です。この栄誉は、私ひとりの力ではなく、担当教員である塚田岳大准教授を始め、共同研究の先生方のご指導のお陰と思っております。今回の学会は、初の対面式の学会だったこともあり、とても緊張した学会でしたが、異分野の先生方からの熱い質疑応答の末、多くの刺激を受けた学会でした。今後も、今回得た経験・知識を活かし、これまで以上に研究活動に取り組んでいきます。」

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