生物分子科学専攻の大学院生が最優秀ポスター発表賞を受賞しました
「第10回CSJ化学フェスタ2020 —日本化学会秋季事業—」(令和2年10月20日~22日,オンライン開催)で、生物分子科学専攻の佐々木紘那さん(M2)が最優秀ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)を受賞しました。佐々木さんは古田研究室に所属し、標的細胞選択的に光活性化される遺伝子指向性ケージド化合物の開発研究をおこなっています。CSJ化学フェスタは、日本化学会主催事業の一つで、「産学官の交流深耕」と「化学の社会への発信」を目的に毎年秋に開催されています。今年度の学生ポスター発表は、7分野、合計986 件の発表が Remo を会場に行われました。研究に対して発表者が十分に寄与していること、質疑応答に優れていること、独自性が認められ今後の発展が期待できること、の 3 つの観点から審査の結果、9 件の最優秀ポスター発表賞が選ばれています。佐々木さんは、「天然物化学・生体機能関連化学・バイオテクノロジー」分野の発表の中から最優秀に選出されました。今年はオンライン開催という初めての試みでしたが、その中でプレゼンの仕方も工夫して、誰にでも分かりやすい発表を心掛けたことも高評価の一因だったようです。
佐々木さんの喜びの言葉「名誉ある賞をいただき、非常に光栄です。異分野の方々に自分の研究の意義や面白さを伝えることはとても難しいのですが、3年間で培った知識と経験を存分に活かせたことが、今回の賞に繋がったと感じています。日頃からご指導いただいている全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。不慣れなオンライン開催の中でも、熱い議論の末「自分の研究テーマの何が特別で、どこが面白いのか」を多くの方々と共有することができ、改めて研究の楽しさを実感することができました。」