理学部生物分子科学科

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生物分子科学専攻の大学院生の共同研究による論文が学術雑誌の表紙を飾りました

渡邊教授(左)と松島智也さん。後ろは雑誌の表紙画像。

化学分野で最も権威ある学術雑誌の1つである Journal of the American Chemical Society の表紙に、博士後期課程3年の松島智也さん(分子科学部門・渡邊総一郎研究室)が著者の一人となっている論文の画像が掲載されました。

本論文では、ベンゼン環がらせん状に連なった「ヘリセン」構造を分子内に6つもつ化合物を合成し、その構造や性質について報告しています。らせん状の歪みが集積した結果、本来平面構造をとるベンゼン環が大きくねじれることが分かり、これまで報告されている化合物の中で最もねじれたベンゼン環を持つ化合物であることが明らかとなりました。この研究は大阪府立大学大学院理学系研究科 神川憲 教授、津留崎陽大 助教のグループ、および東邦大学薬学部 東屋功 教授、吉川晶子 助教のグループとの共同研究です。

T. Hosokawa, Y. Takahashi, T. Matsushima, S. Watanabe, S. Kikkawa, I. Azumaya, A. Tsurusaki, K. Kamikawa "Synthesis, Structures, and Properties of Hexapole Helicenes: Assembling Six [5]Helicene Substructures into Highly Twisted Aromatic Systems." J. Am. Chem. Soc., 139, 18512–18521 (2017) doi: 10.1021/jacs.7b07113

さらに詳しい説明については、以下のプレスリリース記事をご覧ください。
(研究内容の詳細は、大阪府立大学 神川憲 教授までお問い合わせください。)

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