在校生インタビュー
佐々木 紘那さん
(生物分子科学科2年/茨城県立竹園高校出身)
講義、実験、ボランティア、バイト

佐々木 紘那さん
「生命現象を化学の言葉で語る」
高校生の時から、人の命に関わる仕事がしたいと思っていました。化学が好きなので、化学の分野で医療に貢献したいと考えていた時、高校に置いてあった東邦大学の大学案内で、生物分子科学科のキャッチコピー「生命現象を化学の言葉で語る」を見て、私のやりたいことにぴったりだと思いました。薬学部も考えましたが6年間は長いし、4年間勉強してから先のことを決めたいと思って。1学年上の先輩がここの化学科に入学していて、「実験設備が充実している」「環境がいい」など話を伺えたのも決め手になりました。
大学生活は大忙し
大学までは茨城の実家から片道2時間30分かかって、部活やバイトもあるので、いつも眠いです(笑)。バイトは和菓子屋さんです。でも、楽しいのでがんばれています。実験のレポートを提出したら打ち上げに行くとか、疲れた時は友達とご飯を食べたり旅行に行ったりして気分転換します。先生にLINEで愚痴を聞いていただくこともあるんですよ。生物分子は先生との距離が近くて、雰囲気がとてもいいんです。ちゃんと見てくださっている感じがします。授業で分からなかったことを質問しに行くと、どの先生も丁寧に教えてくださいます。訪ねているうちに研究室の先輩とも顔見知りになって、試験前に助けていただいたりもします。

この日は春のキャンパス見学会がありました。佐々木さんは学生アルバイトとして来場した高校生にキャンパスを案内してくれました。
TOHOボランティア部
高校の時にボランティア部に入っていて、大学生になったら東北ボランティアに行きたいと思っていました。それで入学後、TOHOボランティア部に入りました。部員が約200人いる大きな部で、献血支援、地域の清掃、介護施設訪問、被災地訪問や子供対象の理科実験など、活動の種類や数が豊富にあります。雰囲気がとてもよくて、先輩がしっかり教えてくださるので1年生でもいろいろなことに挑戦できます。「最初から一つに絞って視野を狭めないで、まずはいろいろなことにチャレンジしてみたら?」というアドバイスを先輩にいただいて1年生の時はできるだけ多くの活動に参加しましたが、先輩からのお誘いがきっかけで、今は献血支援が中心です。

(左)介護施設で都道府県ビンゴ。折り紙を折って景品としてプレゼントします。奥の方ではハンドベル演奏の準備をしています。
(右)念願の東北ボランティア。年に一回、これまでに二回参加しました。復興に向けて、使われなくなった農地に噴水を作ることを提案しました。皆が自然と集まる憩いの場のイメージに大きな噴水がぴったりだったからです。小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで休める場所になると思いました。私たちが帰った後、建設が始まりました。写真は、気仙沼の屋台村で海鮮丼を待っているところ。
(右)念願の東北ボランティア。年に一回、これまでに二回参加しました。復興に向けて、使われなくなった農地に噴水を作ることを提案しました。皆が自然と集まる憩いの場のイメージに大きな噴水がぴったりだったからです。小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで休める場所になると思いました。私たちが帰った後、建設が始まりました。写真は、気仙沼の屋台村で海鮮丼を待っているところ。
献血って怖くない!
輸血を必要とする患者さんは常にいらっしゃるのですが、若年層の献血者は減っています。献血の大切さを、近い世代である私たちの視点で伝えていくために、日本赤十字社の献血推進ボランティアとして、献血イベントや献血についての勉強会を開いています。最近ではハロウィーンとクリスマスに千葉県内のショッピングセンターで献血イベントを行いました。特に冬は血液が足りなくなるんです(笑)。みんなで話し合って、街頭で呼びかける時に、献血への関心があるかどうかや年代によって話し方を変えてみたら、献血してくれる人が増えて嬉しかったです。献血ってちょっと怖いイメージがあると思いますが、痛みは普通の注射くらいだし、全部で約40分しかかかりません。お菓子やマンガ、DVDがいっぱいあって、私たち世代には魅力的な場所ですよ!
他にも、お母さんが献血する間にお子さんを預かって、献血クイズラリーをして献血について知ってもらうとか、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」の着ぐるみを着て遊ぶとか。献血推進ボランティアは学生献血推進協議会に所属して活動します。千葉県の協議会には、東邦や日大、千葉大、和洋女子大など約200人の大学生が所属していて、いろいろなアイディアを自分たちで考えて実行しています。私は今年度幹事だったのですが、来年度は副会長になるので、みんなが楽しく活動できるようにがんばりたいと思います。
他にも、お母さんが献血する間にお子さんを預かって、献血クイズラリーをして献血について知ってもらうとか、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」の着ぐるみを着て遊ぶとか。献血推進ボランティアは学生献血推進協議会に所属して活動します。千葉県の協議会には、東邦や日大、千葉大、和洋女子大など約200人の大学生が所属していて、いろいろなアイディアを自分たちで考えて実行しています。私は今年度幹事だったのですが、来年度は副会長になるので、みんなが楽しく活動できるようにがんばりたいと思います。

(左)献血ハロウィーンキャンペーンの後で
(右)献血者数を知らせる巨大手作り看板でアピールしました
放射線取扱主任者とTOEIC
3年生になったら、8月にある放射線取扱主任者の国家試験を受けようと思っています。学科の講義で専門科目はだいたい勉強しましたが、法律なども必要です。資格を持った先生の試験対策授業があるので、独学で勉強するよりはとても有利だと思います。生物分子には受ける人がたくさんいるので、やる気が出ますね! それから、まだ受けたことがないのでTOEICにも挑戦してみたいです。
*このインタビューの後、3年生の9月に放射線取扱主任者試験1種と2種合格、大学院修士課程1年の5月にTOEICは800点台に達したとのこと。(2020年12月追記)
*このインタビューの後、3年生の9月に放射線取扱主任者試験1種と2種合格、大学院修士課程1年の5月にTOEICは800点台に達したとのこと。(2020年12月追記)
専門科目の基礎を固めて応用科目へ
(2017年3月)