インターンシップ — 企業で学ぶ将来の進路
生物学科で学んだ専門知識を生かす将来の道を発見した、学生達の体験記はきっと皆さんの大学選択の参考になると思います。
インターンシップ体験報告記 石川 薫 さん
インターンシップ参加企業:株式会社 建設環境研究所
参加期間:2019年
私は、現在大学院で両生類の研究をしていますが、卒業後は生き物に関わる仕事に就きたいと考えています。就活本番を前にし、生き物に関連する企業のインターンを探していたところ、株式会社建設環境研究所で東邦大学枠のインターンシップを募っていることを知りました。現場での仕事を体験するよい機会になると思い、応募しました。仕事内容は野外調査やその報告書の作成からなり、社内と社外両方の仕事を体験することができました。これらの経験を通して、一口に環境コンサルタントと言っても事務仕事から野外調査までとても幅広い業務内容があるということを学びました。さらに、社員の方たちとコミュニケーションをとる中で、この仕事が社会に対してどう役に立っているのかも知ることができました。なかでも私を直接指導してくださった社員の方が口にした「普段私たちが何気なく見ている側溝や水路は、実は自然がうまく人間社会と共存できるよう考えて作られている。自分たちの仕事はそんな普通の人が気にも止めないようなものに携わる地味な仕事だが、この職業がないと社会は成り立たない。そんな縁の下の力持ちみたいな職業だ。」という言葉が私にはとても印象的でした。この言葉で、環境コンサルタントの仕事が社会にとっていかに重要であるかを実感するとともに、ますますこの職業に興味が湧きました。以上のように、今回のインターンシップではたいへん多くのことを学ぶことができ、私の人生にとって有意義なものとなりました。