教育関係の皆様へ
カリキュラムの特色
高校生の思い描く「生物学」がそのまま実在する生物学科
巷に溢れる情報からは、ともすれば21世紀の生物学は「生命科学」と「環境問題」だけが重要であるかのような錯覚にさえ陥ります。しかし、「生命科学」も「環境問題」も本来は「生物学の基礎」を学んでこそ、その本質が理解できるものです。
東邦大学生物学科では、教育・研究ともまさに高等学校の「生物」の教科書がそのまま実現したような学科です。さらに「生命科学」(ミクロ)と「環境」(マクロ)の双方向に、最新の知見を加えたカリキュラムを用意しています。中学や高校で「生物好き」を自認し、大学でさらに学びたいと進学を希望する受験生達の期待が、当生物学科では大きく外れることはないはずです。当生物学科は、生物学のいろいろな分野を幅広く知りたい、という若者には、とても魅力的なところです。
東邦大学生物学科では、教育・研究ともまさに高等学校の「生物」の教科書がそのまま実現したような学科です。さらに「生命科学」(ミクロ)と「環境」(マクロ)の双方向に、最新の知見を加えたカリキュラムを用意しています。中学や高校で「生物好き」を自認し、大学でさらに学びたいと進学を希望する受験生達の期待が、当生物学科では大きく外れることはないはずです。当生物学科は、生物学のいろいろな分野を幅広く知りたい、という若者には、とても魅力的なところです。

魅力的で体系的な講義と充分な補習授業
広く優秀な人材を募集するために入試制度が多様化し、それに伴い生物学科の学生といえども、生物を履修せずに入学して来ることさえ可能です。このように生物に関する到達度・理解度は千差万別です。しかしながら、入学して大学の最新の生物学を学んで行くためには、まず学力の個人差を埋める必要があります。そのために、生物学科では、低学年次では「基盤科目」として15の講義と4つの実習を全員に履修させ、高校レベルから大学レベルの生物学への無理のない導入をおこない、広い分野を総合的に学びます。その後、高学年次には個人の興味・関心・希望に即した講義と実習を選択させるシステムになっています。加えて、高校生物の履修が十分になされていない学生を対象に、高等学校で永く教鞭をとっていた生物教員を講師とした、補習授業的内容の「生物入門」も設置しています。なお、化学及び物理についても、同様の補習授業を設置しています。
学んでからもう一度考え直せる専門の選択
例え大学全入時代が到来したとしても、現実的にはすべての受験生が第一志望の大学に合格できるわけではありません。また仮に第一志望の大学に入学して も、自分の望むことが全てできるとは限りません。何より入学の段階で確固たる目標を抱いている学生はむしろわずかで、学年が進むうちに興味や将来の希望は 容易に変化します。東邦大学生物学科には、現在、専門を異にする 15名の教員がおり、多種多様な研究をしています。新入生が年月を経て勉強を積み重ね、やがて目標がはっきりしたとき、その思いを叶えてくれる研究室がど こかに存在することでしょう。入学のときはまず大まかに、そして学んで行くうちにもう一度、自分の専門とする学問を選ぶことができるのが、当生物学科です。
各研究室の研究内容についてはこちらをご覧下さい。
各研究室の研究内容についてはこちらをご覧下さい。

入学前教育にご協力を!
2022年度の受験において、全国の私立大学の入学者のうち推薦入学または総合入試の占める割合は6割を超えると推測されております。このように、高校3年生の進路決定が軒並み前倒しになり、勉学意欲を欠いてしまう生徒が多くなったと嘆かれる先生方も少なくないことでしょう。生物学科では総合入試や指定校制推薦入試で合格した受験生に対し、複数回のスクーリングを通じて、入学前に行うべき勉強方法などをアドバイスし学力の維持に努めています。4月に同級生となる学生の約半数は、受験勉強を勝ち抜いて入学してきます。入学すると直ぐに、半年間必死に勉強し続けた学生と競い合わねばならない現実を直視するよう、働きかけています。例えば、共通テストや模擬試験を受験したり、問題集を解くことで、学力を維持し、さらに自分に足りない部分を補うことを奨励しています。しかし、それにも限度があります。何より大切なことは、高校での日常の勉強に尽きます。現在の評定値をさらに上げる努力など、具体的な目標を提示し、努力を怠らないよう、ぜひ先生方からもご指導下さいますよう、お願い致します。
こんな学生を求めています!
理想とする学生像はどこでもきっと共通していることでしょう。自立心があり、向学心や探究心が旺盛で、積極的で、人間的にも誠実で…。しかし、現実はなかなかそうもいきません。だからこそ当生物学科では、入学当初はそのすべてを身につけていなくとも、学生生活を通じて、このような理想に近づこうと努力する学生を求めたいと思います。まずは生物学や生き物が好きであること、そして授業について行ける潜在的な学力を有することが生物学科への出発点です。