特定外来生物ウシガエルの寄生虫は、外来種だけに寄生する
~外来寄生虫が国内に定着するプロセスの一例を明らかに
東邦大学理学部の安齋 榮里子(研究当時、大学院生)、脇 司准教授、児島 庸介講師の研究グループは、特定外来生物ウシガエルにつく北米原産の外来寄生虫「ウシガエル斜睾吸虫(学名 Glypthelmins quieta)」の日本における生活史を調査し、本虫が北米原産の外来種しか利用できない可能性が高いことを明らかにしました。詳細な文献調査と併せて、北米原産の外来宿主 2 種(ウシガエルとサカマキガイ)が日本にあらかじめ定着していたことが、この寄生虫の日本への定着を許した可能性が高いことが示されました。
この研究成果は、「Diseases of Aquatic Organisms (Print : ISSN 0177-5103, Online : ISSN 1616-1580)」にて 2024 年 7 月 11 日に発表されました。
この研究成果は、「Diseases of Aquatic Organisms (Print : ISSN 0177-5103, Online : ISSN 1616-1580)」にて 2024 年 7 月 11 日に発表されました。