世界初!ES細胞用の科学的再現度が高い無血清培地を開発培養肉の生産技術確立にもつながる研究成果
東邦大学理学部(千葉県船橋市)生物学科講師 山口新平と大阪大学大学院生命機能研究科(大阪府吹田市)5年一貫制博士課程5年 武智真里奈らの研究グループは、近畿大学大学院農学研究科(奈良県奈良市)博士後期課程1年 片山ともか、近畿大学農学部(奈良県奈良市)生物機能科学科講師 岡村大治、4年生(当時) 村田大和、徳島大学先端酵素学研究所(徳島県徳島市)らとの共同研究により、培地成分を正確にコントロール可能で、研究の再現性を高めることができるマウスの多能性幹細胞(注4)(ES細胞など)用の新しい無血清培地を開発しました。本研究成果は、これまで細胞を培養する際に一般的に使用されてきたウシ胎児血清(注5)成分を含まないことで、倫理的懸念および持続可能性への懸念の軽減につながり、培養肉の生産技術確立に寄与することが期待されます。
本件に関する論文が、2024年5月15日(水)に、国際的科学誌「Frontiers in Bioengineering and Biotechnology」に掲載されました。
本件に関する論文が、2024年5月15日(水)に、国際的科学誌「Frontiers in Bioengineering and Biotechnology」に掲載されました。