羊膜類(爬虫類、鳥類、哺乳類)の頭蓋骨の形態多様性を生み出す分子レベルの仕組みを世界で初めて特定
東邦大学理学部生物学科の土岐田昌和准教授の研究グループは、羊膜類(注 1)に属する複数の種の胚を材料に用いて、その頭蓋骨(注 2)の形態多様性を生み出す分子基盤を探索しました。
調査の結果、羊膜類では、3 つの骨形成関連遺伝子 Msx2、Runx2、Sp7 の発現パターンの違いによって、頭蓋骨形態の多様性が生み出されている可能性が示唆されました。
本成果は、初めて完全な形での陸上進出を果たした脊椎動物であり、我々ヒトもその一員である羊膜類の頭蓋骨の形態がいかにして多様化してきたかを解明するための土台を構築し、ヒト頭蓋骨の形態異常をもたらす先天性疾患の治療法開発のヒントが得られることにも期待が寄せられます。
この成果は 2023 年 11 月 15 日に米国の科学誌「Science Advances」にて発表されます。
調査の結果、羊膜類では、3 つの骨形成関連遺伝子 Msx2、Runx2、Sp7 の発現パターンの違いによって、頭蓋骨形態の多様性が生み出されている可能性が示唆されました。
本成果は、初めて完全な形での陸上進出を果たした脊椎動物であり、我々ヒトもその一員である羊膜類の頭蓋骨の形態がいかにして多様化してきたかを解明するための土台を構築し、ヒト頭蓋骨の形態異常をもたらす先天性疾患の治療法開発のヒントが得られることにも期待が寄せられます。
この成果は 2023 年 11 月 15 日に米国の科学誌「Science Advances」にて発表されます。