理学部生物学科

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カエルが多い水田はどこにあるのか?
関東平野の水田に生息するカエル類の分布を鳴き声で推定

 生物学科の柗島野枝博士研究員と長谷川雅美教授、国立環境研究所の西廣淳室長の研究グループは、関東平野全域を対象に、水田に生息するカエル類の生息地の分布をカエル類の鳴き声を指標に推定しました。関東平野では鳴き声を確認できたカエル類は5種と少ないものの、生息地の推定結果を地図上に示すことで、カエル類の生息地分布だけでなく水田環境の地域的な違いも表すことが出来ました。
 自然湿地が少ない平野において、水田は湿地に生息する多くの動植物の主要な生息地となっています。本研究の結果はカエル類の生息地を指標として、多様な環境を含む水田がある地域を知ることにより、水田生態系や生物多様性の保全に関して重要な地域の把握につながると考えられます。
 本成果は、11月3日に湿地研究の国際学術誌「Wetlands」(オンライン版)に掲載されました。

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