オオサンショウウオの特殊な頭骨形成過程を世界で初めて報告
生物学科の土岐田 昌和准教授、広島市安佐動物公園の田口 勇輝技師、広島大学両生類研究センターの林 利憲教授の研究グループは、世界最大級の両生類として知られ、日本固有種かつ我が国の特別天然記念物でもあるオオサンショウウオの頭部骨格(頭骨)の形成過程を世界で初めて記述し、報告しました。調査の結果、オオサンショウウオの頭骨形成の特殊性が明らかとなり、サンショウウオ類の頭骨形成過程はそれぞれの種の生活史や摂食様式と密接に関連している可能性が示唆されました。この成果は2021年7月7日に英国の歴史ある動物学専門誌「Zoological Journal of the Linnean Society」に掲載されます。