プレスリリース 発行No.1180 令和4年1月14日
メンタルヘルスに関する地域相談機関検索サイト 「MEICISメンタル相談室」を開設
東邦大学医学部精神神経医学講座の研究グループは、厚生労働科学研究費補助金障害者政策総合研究事業「地域特性に対応した精神保健医療サービスにおける早期相談・介入の方法と実施システム開発についての研究」(研究代表者 本学本講座教授 根本隆洋)において、多領域を網羅しユーザーインターフェイス(user interface:以下、UI)(注1)にも配慮した、メンタルヘルスや精神疾患の早期対応に関する地域相談機関検索サイト「MEICISメンタル相談室」を、大田区や関係機関の協力のもとに開設し、このたび運用を開始しました。
本サイトが、今後各地で構築されていく「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」(注2)におけるモデルツールとなることが期待されます。
本サイトが、今後各地で構築されていく「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」(注2)におけるモデルツールとなることが期待されます。
開設・運営機関
東邦大学医学部精神神経医学講座
サイトのポイント
- 保健・医療・福祉領域に限らず様々な相談内容に対応した、地域に根差した相談機関の詳細な情報を掲載しました。
- ユーザーインターフェイス(UI)にも配慮したことで、利用者は簡便に相談機関を検索・選択できます。
- 「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」における相談機関の情報周知にあたり、本サイトが各地でのモデルになることが期待されます。
発表内容
悩みを抱えた人が相談機関に繋がるためには、まず相談機関の情報を知ることが不可欠です。また、実際の相談に至るには、自分が抱えている悩みをどこで相談できるのか、そこはどのようなところなのか、また相談時間や費用はどうなっているのかなど様々なことを考慮する必要もあります。
そのような時に、「どこで」「どのような」相談ができるのかがすぐに分かれば、相談機関をより利用しやすくなります。特に、地域での生活を考慮すると、多様な相談領域を網羅し地域に密着した相談機関の情報が非常に重要です。そこでこのたび、厚生労働科学研究事業として東邦大学を拠点に実施している「地域特性に対応した精神保健医療サービスにおける早期相談・介入の方法と実施システム開発についての研究」(MEICIS:Mental Health and Early Intervention in the Community-based Integrated care System)において、メンタルヘルスに関わる相談機関の検索サイト「MEICISメンタル相談室」を開設しました。
本研究事業は、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」における、地域に根差した相談・支援サービスの一層の充実を目指したもので、本サイトはその一環として、悩みを抱えた人がスムーズに地域の相談機関に繋がれるよう、多様な情報を利用者目線で企画・構成しています。
また本サイトは、老若男女の方が利用しやすいよう、分かりやすさ、見やすさといったユーザーインターフェイス(UI)を重視。親しみやすいデザインを導入し(図1)、相談内容に応じたイラストも盛り込みました。加えて、利用者がすぐに適切な相談機関を調べられるよう、相談内容や対象年齢に応じて「13の相談カテゴリー」を設定しました(図2)。例えば、「子どもについての相談」という相談カテゴリーでは、「育児の相談をしたい」「子育てのイライラや不安、しつけについて相談したい」「子どもの発達が気になる」「性格や行動で気になるところがある」などの主訴を設定しており、1つの主訴を選択すると、対応可能な相談機関一覧が表示される仕組みです。また、一覧から1つの相談機関を選択すると、機関名称、所在地、電話番号、相談形態、対応時間などの詳細情報を得ることが可能です。掲載されている相談機関は、本研究・本サイト設立の趣旨に賛同いただき、掲載許可をいただいた機関で、大田区にも協力をいただきました。
今後は、サイト上に設置したアンケートをもとに使用感に関するフィードバックを受け、ブラッシュアップを重ねながらより良いものを作り上げていきます。今後各地で構築されていく「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」における、相談機関の情報周知に関するモデルツールとなることが期待されます。
そのような時に、「どこで」「どのような」相談ができるのかがすぐに分かれば、相談機関をより利用しやすくなります。特に、地域での生活を考慮すると、多様な相談領域を網羅し地域に密着した相談機関の情報が非常に重要です。そこでこのたび、厚生労働科学研究事業として東邦大学を拠点に実施している「地域特性に対応した精神保健医療サービスにおける早期相談・介入の方法と実施システム開発についての研究」(MEICIS:Mental Health and Early Intervention in the Community-based Integrated care System)において、メンタルヘルスに関わる相談機関の検索サイト「MEICISメンタル相談室」を開設しました。
本研究事業は、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」における、地域に根差した相談・支援サービスの一層の充実を目指したもので、本サイトはその一環として、悩みを抱えた人がスムーズに地域の相談機関に繋がれるよう、多様な情報を利用者目線で企画・構成しています。
また本サイトは、老若男女の方が利用しやすいよう、分かりやすさ、見やすさといったユーザーインターフェイス(UI)を重視。親しみやすいデザインを導入し(図1)、相談内容に応じたイラストも盛り込みました。加えて、利用者がすぐに適切な相談機関を調べられるよう、相談内容や対象年齢に応じて「13の相談カテゴリー」を設定しました(図2)。例えば、「子どもについての相談」という相談カテゴリーでは、「育児の相談をしたい」「子育てのイライラや不安、しつけについて相談したい」「子どもの発達が気になる」「性格や行動で気になるところがある」などの主訴を設定しており、1つの主訴を選択すると、対応可能な相談機関一覧が表示される仕組みです。また、一覧から1つの相談機関を選択すると、機関名称、所在地、電話番号、相談形態、対応時間などの詳細情報を得ることが可能です。掲載されている相談機関は、本研究・本サイト設立の趣旨に賛同いただき、掲載許可をいただいた機関で、大田区にも協力をいただきました。
今後は、サイト上に設置したアンケートをもとに使用感に関するフィードバックを受け、ブラッシュアップを重ねながらより良いものを作り上げていきます。今後各地で構築されていく「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」における、相談機関の情報周知に関するモデルツールとなることが期待されます。
「MEICISメンタル相談室」サイトURL
用語解説
(注1)ユーザーインターフェイス(UI)
利用者(ユーザー)とサービスとの接点(インターフェイス)を指します。Webサイトでは、親しみやすく使いやすい見た目(文字、イラスト、レイアウトなど)や操作性(メニューや項目の設定)などを指します。
(注2)精神障害にも対応した地域包括ケアシステム
精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが地域の一員として社会参加し、安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、就労、地域の助け合い、教育が包括的に確保された、地域に根差した包括的なサービス提供のシステムを指し、今後、市区町村を主体に全国各地で構築が進められます。
利用者(ユーザー)とサービスとの接点(インターフェイス)を指します。Webサイトでは、親しみやすく使いやすい見た目(文字、イラスト、レイアウトなど)や操作性(メニューや項目の設定)などを指します。
(注2)精神障害にも対応した地域包括ケアシステム
精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが地域の一員として社会参加し、安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、就労、地域の助け合い、教育が包括的に確保された、地域に根差した包括的なサービス提供のシステムを指し、今後、市区町村を主体に全国各地で構築が進められます。
添付資料
以上
お問い合わせ先
【研究に関するお問い合わせ】
東邦大学医学部精神神経医学講座
研究補助員・公認心理師 岩井桃子
〒143-8540 大田区大森西5-21-16
TEL: 03-3762-4151(代表)
Email: momoko.iwai[@]med.toho-u.ac.jp
※E-mailはアドレスの[@]を@に替えてお送り下さい。
【本ニュースリリースの発信元】
学校法人東邦大学 法人本部経営企画部
〒143-8540 大田区大森西 5-21-16
TEL: 03-5763-6583
FAX: 03-3768-0660
Email: press[@]toho-u.ac.jp
URL: www.toho-u.ac.jp
※E-mailはアドレスの[@]を@に替えてお送り下さい。