東邦大学医療センター大森病院（大田区大森西）では、一般の方を対象とした公開講座「知っていると必ず役に立つ！ ～がんと放射線治療～」を下記の通り開催します。

記

東邦大学医療センター大森病院　放射線科　教授　　寺原 敦朗
同病院がん放射線療法看護認定看護師　　　　　　　北爪 麻紀

がんは日本人の死亡原因の第１位であり、また、生涯に2 人に1 人以上が罹患すると言われています。適切な治療が最重要課題ですが、日本では放射線を原爆や原発事故と混同している方も多く、放射線治療に対するネガティブなイメージや誤解が強いようです。このようなことから、小児から高齢者までを対象者とし、全身への侵襲が少なく根治～緩和という幅広い目的での治療が可能な放射線治療は、欧米と比べ実施率が低い現状にあります。
そこで本公開講座では、既に罹患しているがん患者さんとそのご家族はもとより、広く一般市民の方々も対象に、放射線を怖がることなくがん治療の選択肢の一つと考えていただくよう、放射線治療のことについてわかりやすく、かつ詳しく医師と看護師のそれぞれの視点からお伝えします。