東邦大学医療センター大森病院（大田区大森西）では、一般の方を対象とした公開講座「皮膚 は内臓の鏡」を下記の通り開催します。

記

皮膚は人の体を覆い、成人で約 1.6m²の面積を持つ人体最大の臓器であり、細菌やウィルスなどへの感染、紫外線刺激や物理的な負荷などから人体を守るとともに、体温調節機能や感覚器としても重要な役割を果たしています。また、皮膚は人体の表面にあるため、皮膚に生じた病変は内臓の病変と異なり、我々医師も、患者さんご自身でも直接それを目で見ることができます。つまり、良くなっているか、いないか、一目瞭然なわけです。この点が皮膚科の醍醐味でもあり、難しさでもあります。さらに、時として内臓におこった異常が皮膚の症状として出現することがあり、その症状から内臓の病気が見つかることもあります。すなわち、皮膚は内臓の異常を表面に映しだす鏡なのです。今回は数ある皮膚疾患の中から、特に内臓病変と関連した皮膚症状について、実際の症例写真をご覧いただきながらお話しさせていただきます。