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プレスリリース 発行No.637 平成27年10月26日

 

東邦大学 医学部 精神神経医学講座
 水野教授 ジャーナル掲載リリース

統合失調症の発症形式が未治療期間と機能予後に与える影響を解明

~ 統合失調症の新たな治療戦略の構築へ ~
 

  
東邦大学医学部精神神経医学講座の水野雅文教授、根本隆洋准教授、辻野尚久講師、同社会医学講座の長谷川友紀教授、伊藤慎也大学院生、東北大学大学院の松岡洋夫教授ら、富山大学大学院の鈴木道雄教授ら、長崎大学大学院の小澤寛樹教授ら、高知大学の下寺信次准教授ら、奈良県立医科大学の岸本年史教授らの共同研究グループは、統合失調症の機能予後が、発症形式の差異(急性発症と潜行性発症)とその後の受診行動により大きく影響を受けていることを発見しました。
 
なお、本研究成果は、20151024日に欧州精神医学会(European Psychiatry  Association)誌「European Psychiatry」に掲載されました。
1.          発表者 水野雅文 (東邦大学医学部精神神経医学講座・主任教授)
 
2.          発表のポイント
 
         統合失調症の発症形式の差異(急性発症と潜行性発症)(注1)が受診行動に違いを生じ、機能予後にも影響を与えていることを発見した。
 
      統合失調症の発症形式の違いは、新たなサブエンティティとして認識され、病態・病因解明の研究を進める意義を示唆している。
 
         統合失調症の予防・治療にあたり、発症形式の違いにより症状形成にも影響を与える可能性があることを示唆している。
 

【研究内容に関するお問い合わせ先】
東邦大学医学部精神神経医学講座  水野雅文 教授
TEL3-3762-4151   FAX:03-5471-5774
E-mail
mizunoさいmed.toho-u.ac.jp
 
【取材に関するお問い合わせ先】
東邦大学 法人本部 経営企画部
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