プレスリリース 発行No.611 平成27年7月16日
夏休み期間 小中高生向け各種イベント開催について
本年も、「夏休み理科教室」(理学部)、「夏休み薬学教室」(薬学部) が開催されることになっており、以下にイベント概要をお知らせします。
プログラムの講師は、各分野における先進の研究者でもある本学教員が務め、それぞれの研究の基礎となる実験について体験型プログラムを作成し直接指導します。また、学生スタッフが実験を円滑に進められるようサポートします。学生にとっても、小中高生に科学をわかりやすく説明する経験を積む良い機会となります。
※参加者募集の告知ではありません。(募集は締め切られています)
理学部『夏休み理科教室』
◆Aコース 『分光器で光の三原色を分けてみよう』
【日時】7月24日(金)、25日(土)9:30~16:30 ※両日とも同じ内容で行います
【対象・定員】高校生 各日15名
ニュートンは太陽光をプリズムに通すと七色に分かれることを発見しました。光をいろいろな色に分けることを分光といいます。分光器を実際に作り、太陽や蛍光灯などの身近な光にどんな色の光が含まれているのか調べてみます。
専門分野は分析化学・電気化学。化学修飾炭素電極による生体関連物質・イオンの電気化学検出、発光型分析試薬としてのカーボンナノドットの利用を主な研究課題としている。
◆Bコース 『緑黄色野菜から色素を取り出してみよう』
【日時】7月24日(金)、25日(土) 9:30~16:30 ※両日とも同じ内容で行います
【対象・定員】高校生 各日15名
緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンと呼ばれる色素は、私たちの体内でビタミンAに変換される、生命の維持に重要な栄養素です。いったいどのような色をしているのか。クロマトグラフィという手法で、実際に野菜から取り出してみます。
専門分野は有機合成化学・糖質合成化学・ペプチド化学・核酸化学。修飾タンパクの化学合成法、高効率な糖鎖合成法、核酸に作用する低分子の開発を主な研究課題としている。
薬学部『夏休み薬学教室』
〔中高生コース〕 ◆食べ物と薬の違いはなんだろう◆
【日時】7月25日(土)10:00~16:30
【対象・定員】中学生、高校生 約80名
A. 果物中のビタミンCの測定
<担当:一場秀章 講師、中沢克江 講師>
B. 漢方薬を調製してみよう <担当:佐藤忠章 講師>
C. 解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン&アスピリン)を合成する
<担当:高橋圭介 准教授、日下部太一 講師>
D. 坐薬をつくってみよう <担当:黒田潤 助教>
E. コーヒーの中の成分(カフェイン・タンパク質)の測定 <担当:西口慶一 助教>
F. 注射薬の成分を混ぜてみよう <担当:木下雅子 講師>
※体験実習は参加者の希望により、2種類は体験できるようにします。
大学の研究室へ~KAKENHI~」の採択プログラムとして実施いたします。
日本学術振興会(ひらめき☆ときめきサイエンス) http://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html
〔小学生コース〕 ◆薬づくりの基礎 ?目に見える化学反応-◆
【対象・定員】小学校5・6年生 約25名
薬をつくるには様々な化学反応が伴い、これらを理解することが薬づくりの基本となります。本プログラムでは、目の前で変化を見ることができる化学実験を体験することで、実際に化学反応が起こっていることを実感し、その面白さ、不思議さに触れてもらいます。
〈体験実習内容〉
A. 色はなぜ変わるの? <担当:氷川英正 講師、吉川晶子 助教>
・実験A:過酸化水素水、ヨウ素酸カリウム液、デンプン溶液を混ぜると、
茶色→青→消えたりを何度もくりかえします。
・実験B:エタノールに塩化コバルト水溶液を加えると、温度の変化で色が変化します。
・実験C:容器に水および各種指示薬を入れて、ドライアイスを入れると色が変化します。
B. 植物の成長と化学物質 <担当:五郎丸美智子 准教授、関広美 講師>
・実験D:植物を育てるときに、少し条件を変えてみます。
条件によって、どんな違いが出るでしょうか。
※参加者募集の告知ではありません。(募集は締め切られています)
【お問い合わせ先】 東邦大学 習志野学事部 入試広報課 〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1 TEL : 047-472-0666 FAX : 047-479-5661 |