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プレスリリース 発行No.522 平成26年6月27日

東邦大学 理学部 公開講座

生き物の目からみた湖沼
印旛沼は健全か?

 2014年7月21日(月・祝)東邦大学習志野キャンパスにおいて、理学部公開講座『生き物の目からみた湖沼 ~印旛沼は健全か?~』を開催します。
印旛沼
印旛沼に繁茂する
オニビシとオニビシの
刈り取り跡

 一般に湖沼の水質は、化学的酸素供給量 COD の値(値が高いほど水質が悪化しているとしている)を環境基準として用い、評価されています。千葉県北部に位置する印旛沼は、流域人口が多く家庭・工場・ 農場などそれぞれの排水が流れ込むこと等により、例年的に日本国内で最もCOD が高い湖沼のひとつとなっています。このような水質の改善は当然施されることが望まれますが、湖沼の健全性をはかるにはこれだけではありません。近年、そ の環境指標として水草などの生物が用いられ、それらの生態的機能などが考慮されています。
今回の公開講座では、東邦大学が研究フィールドのひとつとしている印旛沼を舞台に、水質だけではない、生息・自生する生物視点からの湖沼の健全性について 考えていきます。「湖底に残る植物の種(シードバンク)を使うと消失した水草を復活できる可能性があること」、「異常繁茂している水草オニビシの印旛沼に おける生態的機能の解明」など、潜在的な健全性評価に関わる研究についても紹介します。

生き物の目からみた湖沼 ~印旛沼は健全か?~

日 時 2013年7月21日(月・祝)
14:00~16:30
会 場 東邦大学 習志野キャンパス
薬学部C館 101講義室
定 員 500名
演題・講演者 【湖沼の健全性の考え方】
高村 典子 氏 (国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター センター長)

【印旛沼での水草の消失と復活】
西廣 淳 氏 (東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 准教授)

【印旛沼において異常繁茂する水草オニビシの機能】
鏡味 麻衣子 氏 (東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 准教授)
その他 予約不要
参加費無料

【お問い合わせ先】
東邦大学 習志野学事部 入試広報課
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
TEL : 047-472-0666 FAX : 047-479-5661