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プレスリリース 発行No.420 平成25年3月14日

理学部学生主催 東邦大学公開セミナー
『 野生生物との付き合い方 』開催
~日本における野生生物への対応~

 2013年3月23日(土) 東邦大学習志野キャンパスにおいて、学生が企画・運営する東邦大学公開セミナー『野生生物との付き合い方 ~日本における野生生物への対応~』を開催します。野生生物による被害の現状や保護・管理について、現場で活動する方をお招きし、お話しいただきます。

 日本は、先進国の中でも野生生物が数多く暮らす自然豊かな国です。しかし近年、様々な原因により野生生物との軋轢が問題になっています。例えば、野生生物が農作物を食い荒らしたり、外来種がある地域に定着してそこの生態系に影響を与えたりと、たびたびニュースになるほどです。このような問題が起きる背景には、人間の活動が根本的な原因にあることがほとんどです。
 そこで本セミナーでは、野生生物との付き合い方に焦点を当てて、実際に現場で活動する研究・民間・行政の3つの立場から見た現状を紹介していただくとともに今後の対策についてお話しいただきます。

 本セミナーは、理学部で開講している講義「保全生物学セミナー」を履修する学生の手によって企画・運営されるものです。彼らが今回のテーマを選んだのは、「保全生物学セミナー」で講師を務める浅田正彦 氏から行政が行う野生生物の保護・管理の現状を聞いたことがきっかけでした。絶滅危惧種など野生生物を“保護する側”の情報は、比較的すぐに手に入ることに対して、獣害などを引き起こす野生生物を“駆除する側”の情報は大変少なく、興味があってもなかなか手に入らないのが現状となっています。企画した学生は、野生生物を管理するハンターなど“駆除する側”の生の情報や経験を知る機会を、これから共に日本を支えていく同世代に提供したい、といいます。そして野生生物の保護・管理に興味・関心を持ってもらい、野生生物との付き合い方を共に意識する仲間が生まれることを期待しています。

野生生物との付き合い方~日本における野生生物への対応~

【日 時】 3月23日(土) 13:00~15:00 (開場12:30)
【会 場】 東邦大学習志野キャンパス(千葉県船橋市三山2-2-1)
      習志野メディアセンター マルチメディアスタジオ
【その他】 高校生以上対象 定員100名 参加費無料 事前申込不要

◆「外来種が在来種と人間の生活に与える影響」  
                尾崎真澄 氏 (千葉県生物多様性センター)
◆「野生鳥獣による被害状況とその対策」  
                青木 豊 氏 (一般財団法人 自然環境研究センター)
◆「行政が行っている野生動物保護管理の現状と今後の展開」 
                浅田正彦 氏 (千葉県生物多様性センター)

 保全生物学セミナーでは、“自然環境の保全に向けて、地域社会と連携して活動している方から現場のお話を聞く場”を履修学生たちの手で企画・運営する公開セミナーとして毎年開催しています。これは、社会で行われている保全活動の現状を仲間たちに伝えるとともに、学問と現場をつなぐ新たな視点・情報を提供しようとする試みです。

【お問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当       森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471