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プレスリリース 発行No.391 平成24年9月28日

2012年 日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会 公開シンポジウム
『プランクトンとベントス-3.11大地震と放射性物質の影響』 開催
~ 理学部 大越健嗣教授 「数100年ごとに起こる大攪乱」 を講演 ~

2012年10月8日(月・祝) 東京海洋大学品川キャンパス 楽水会館において、       
2012年 日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会 公開シンポジウム
『プランクトンとベントス-3.11大地震と放射性物質の影響』
が開催されます。
 2012年日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会は、10月5日(金)~8日(月・祝)の日程で行われ、10月5日~7日(口頭・ポスター発表ほか)は東邦大学習志野キャンパスが会場となっています。
 2011年3月11日、大きな爪痕を残した東日本大震災。あれから約1年半、復興が徐々に進む一方で、未だ収束しない原発事故など、人間の生活は脅かされ、苦しむ方が未だ多くいます。このように大震災は私たち人間に、甚大な影響を与えています。同様に、被災地およびその周辺に生息する生物にも、様々な影響を与えていると考えられます。しかし、これまでその詳細な状況は明らかになっていないのが現状です。
 本シンポジウムでは、昨年の東北地方太平洋沖地震と大津波、またそれに伴って流出した放射性物質や化学物質が海洋に生きるプランクトンとベントスに与えた影響についての最新報告をします。そして、生物の今後の推移と今後起きうる影響とその対策について議論します。東邦大学からは、震災直後から現地に入って調査してきた大越健嗣教授(理学部生命圏環境科学科)が、コンビーナーおよび第一部の座長を務めるとともに、「数100年ごとに起こる大攪乱」と題して講演します。

2012年 日本プランクトン学会・日本ベントス学会 公開シンポジウム

『プランクトンとベントス-3.11大地震と放射性物質の影響』
【日時】2012年10月8日(月・祝)
【会場】東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館 (東京都港区港南4-5-7)
【その他】参加費無料、定員100名、事前申込不要

10:10-12:40  第一部:地震・津波は海洋生物に何をもたらしたのか? (座長:大越健嗣)

◆ 数100年ごとに起こる大攪乱 大越健嗣(東邦大学理学部) 
◆ 沿岸海洋環境とプランクトン  津田 敦(東京大学大気海洋研究所) ほか
◆ 東日本大震災後の岩手県大船渡湾におけるAlexandrium tamarense による貝類の毒化
    加賀新之助(岩手県水産技術センター) ほか
◆ 大津波がベントスに及ぼした影響とその後の回復 鈴木孝男(東北大学大学院理学研究科)
◆ 津波が藻場に与える影響の評価:スマトラ島沖地震と東北地方太平洋沖地震のケースについて
   仲岡雅裕(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター)
◆ 地震後の深海生態系を観る -その2-  藤倉克則(JAMSTEC)

13:40-15:20  第二部:放射性物質・化学物質はどう広がったのか? (座長:石丸 隆)

◆東京湾周辺の底質における放射性物質の空間分布特性  
     鯉渕幸生(東京大学大学院新領域創成科学研究科) 
◆東日本太平洋沿岸海域における放射能汚染  神田穣太(東京海洋大学海洋科学部)
◆東日本大震災に伴う人為起源有機化合物の三陸沿岸への流入 
     高田秀重(東京農工大学農学部) ほか
◆海洋の放射性物質—今後を考える  石丸 隆(東京海洋大学海洋科学部)

※詳細は2012年 日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会Webサイト
公開シンポジウムページ
https://sites.google.com/site/pb2012tokyo/symposium

【お問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当 / 理学部 東京湾生態系研究センター   森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471