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プレスリリース 発行No.378 平成24年9月25日

東邦大学理学部公開講座
『世界の債務危機から日本国債を考える』開催

東邦大学理学部(船橋市三山・習志野キャンパス)では、一般の方の関心が高い内容をテーマに公開講座を開催しております。(予約不要、受講料無料)

 ギリシャの債務危機に端を発した欧州債務危機が、現在 深刻さを増しています。このことにより、国債の暴落に対する意識が強まり、日本の財政に対する見方も厳しさを増しています。そこで、今回はファイナンシャルアナリストの柴崎健 氏をお招きし、日本国債をテーマにご講演いただきます。柴崎氏は、欧州をはじめ世界の様々な債務危機を教訓にして、日本における財政再建への提言をされる等、第一線でご活躍されています。

東邦大学理学部公開講座 『世界の債務危機から日本国債を考える』

■日 時:2012年10月13日(土) 13:30~15:00 (13:00開場)
■場 所:東邦大学習志野キャンパス 理学部Ⅴ号館5101教室
■定 員:150名
■その他:予約不要、受講料無料

講師: 柴崎 健 氏

講師: 柴崎 健 氏

(みずほ証券チーフファイナンシャルアナリスト、横浜国立大学大学院非常勤講師)

〈プロフィール〉
1989年 一橋大学経済学部卒。 2002年一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了。 1989年 日本興業銀行に入行し、札幌支店、興銀証券市場営業グループ第一部、投資戦略部を経て、2000年より現職

講演要旨

 ギリシャ国債はデフォルトしたが、スペイン、イタリアといった債務国へ危機が伝播するリスクは高く、欧州債務問題は終わっていない。昨年は米国でも債務上限問題から格下げが実施され、国債投資のリスクが改めて問われる局面にある。
 主な日本国債の保有者は金融機関であり、国債の議論は金融システムの安定性維持の問題につながる。また、国債は政府債務であると同時に国民の金融資産であるため、今後の個人金融資産の運用のあり方にも影響を与える。各国の債務問題が経済に与えた影響を整理し、日本国債が抱えるリスクと、どうすれば国債が安全な投資資産として位置付けを維持できるかを議論したい。


本学理学部情報科学科では、近年 金融関係に進む学生が目立ってきました。そこで、金融工学を専門とする高田英行氏を今年4月に講師として迎えました。金融工学は、金融市場への数理的なアプローチにより意思決定を行うための学問ですが、同時に社会・経済情勢との関係は切り離せません。情報科学科では金融業界を志望する学生を、グローバルな視点を持った金融技術者に育成するべく支援しています。

※詳細は理学部ウエブサイト  http://www.toho-u.ac.jp/sci/event/026158.html

【お問い合わせ先】
東邦大学 習志野学事部 入試広報課
 〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
 TEL : 047-472-0666  FAX : 047-479-5661
 E-mail: nyskou@sci.toho-u.ac.jp