本オーケストラ部は２００５年に東邦大学付属東邦高校で誕生しました。部活動としての歴史はまだ７年と決して長くはないものの、実は部員の大半を占めるのが３５年の歴史を持つ東邦大学付属中学校オーケストラ部出身の生徒たち。中学・高校合わせて５年間オーケストラを続けている部員も多く、中学時代から着実に積み重ねてきた演奏力とチームワークで、クオリティの高い演奏活動を行っています。
　文化祭などの校内イベントのほか、毎年１２月に千葉県内の音楽ホールで一般の方向けの定期演奏会を開催していますが、「より広く、より多くの音楽を愛する方々に自分たちの演奏を聴いてほしい」という部員たちの強い思いから、８月１９日（日）の旧東京音楽学校奏楽堂での演奏会が決定しました。
　明治２３年に創建された日本最古の木造の洋式音楽ホールである奏楽堂で、本校オーケストラが演奏会を行うのは初めてのこと。同音楽ホールは来年４月以降、耐震工事のため数年間にわたり閉館されることが決まっており、本オーケストラ部部員にとって「最初で最後」の貴重な演奏会となります。顧問の内藤紀之教諭の渾身の力をふりしぼるような指揮の下、最高の演奏を披露するために、部員全員がひとつとなり日々の練習に励んでいます。

■日　時：２０１２年８月１９日（日）　
　　　　　１８：３０～２０：００(開場１８：１５)
■場　所：旧東京音楽学校奏楽堂
　　　　　　（東京都台東区上野公園・東京藝術大学前）
■入場料：無料