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プレスリリース 発行No.336 平成24年5月2日

東邦大学理学部公開講座/千葉県立中央博物館環境科学講座
 「東京湾 三番瀬の生きもの 観察会」開催
~見て、掘って、探せ!干潟にひそむ生き物たち~

2012年5月20日(日) 東京湾の三番瀬において、東邦大学理学部公開講座「 東京湾 三番瀬の生きもの観察会 」を開催します。講師は本学の風呂田利夫 教授(東邦大学理学部東京湾生態系研究センター センター長)と林紀男 氏(千葉県立中央博物館 上席研究員)、西栄二郎 氏(横浜国立大学 准教授/東邦大学理学部東京湾生態系研究センター 訪問研究員)が務め、市民と専門家が一緒になって三番瀬の生き物を観察・調査します。
東邦大学理学部公開講座/千葉県立中央博物館環境科学講座

 三番瀬は、東京湾の湾奥部に残る広大な干潟・浅瀬です。現在、東京湾の沿岸域のほとんどは埋め立て地のため、残された三番瀬はアサリなどの干潟生物の重要な生息地になっており、また私たちが潮干狩りなどを通じて海と触れ合える数少ない場所になっています。しかし、青潮による生物の大量斃死が起きるなど三番瀬では、たびたび異変が起きています。様々な異変をとらえるためには、その前後にどんな生き物がいたのかを継続的に記録に残すことが重要です。
  本観察会は市民参加型の調査として長年 三番瀬で行われているイベントで、今回は三番瀬干潟の東浜で調査を行います。参加者は生物調査員の一員となって、干潟を歩きながら表面にいる生き物を探す「目視調査」と、砂に潜む生き物を探す「掘り返し調査」を全員で行います。専門家のサポートを受けながら参加者自身が生き物を分類し、記録することで干潟の生物相を明らかにしていきます。
 毎年記録された調査データの積み重ねは、東京湾および三番瀬にとって生物の経年変化を知るだけでなく、青潮といった異変や開発や台風といった自然撹乱が生じた際に、過去と比較するために必要な基礎情報となります。今回の調査データもこれまでの三番瀬市民調査のデータや過去に東京湾生態系研究センターが行った調査データと比較することで、大震災後の変化を知る手掛かりとなる可能性もあります。今回得られた生物データは、本学理学部 生命圏環境科学科のウェブサイト
http://www.toho-u.ac.jp/sci/env/)に公表する予定です。

東邦大学理学部公開講座 「“東京湾 三番瀬の生きもの”観察会」

共催:東邦大学理学部・千葉県立中央博物館 
【日時】5月20日(日) 8:30~16:00
【場所】東京湾 三番瀬干潟 東浜 ※集合場所:ふなばし三番瀬海浜公園
【対象】小学生以上の一般の方 100名程度(ただし、小学生は保護者の同伴が必要)
【参加費】1人50円(大人・子供同額 行事災害補償制度への加入金として徴収)
【事前申込】必要(申込締切:5月6日(日)必着

申込方法

参加者全員の氏名・住所・電話番号・年齢・職業を明記して往復はがき・FAX・ウェブサイトまたは中央博物館に直接来館し、申し込み下さい。

※イベントに関する申込・お問合せ先
  千葉県立中央博物館 「No.33:三番瀬観察会」係
  〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
  TEL:043-265-3776    FAX:043-266-2481
WEB:http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?key=bbmo26yzx-5966#_5966

【取材等に関するお問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当 / 理学部 東京湾生態系研究センター   森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471