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プレスリリース 発行No.387 平成24年10月17日

東邦大学習志野キャンパス 
第28回 個体群生態学会大会 開催
-学部学生および中学・高校生に無料公開されます-

 2012年10月20日(土)・21日(日) 東邦大学習志野キャンパスにおいて、「第28回個体群生態学会大会」が開催されます。大会会長は東邦大学理学部生物学科の長谷川 博 教授、実行委員長は同学科の瀧本 岳 准教授が務めます。本大会では、シンポジウム 5テーマ(発表数 22件)、ポスター発表 69件のほか、個体群生態学会奨励賞 受賞講演や『秋の学校』と題した若手学会員向けの講座が行われます。

 個体群生態学会は、個体群生態学および集団生物学における基礎から応用までの幅広い研究分野の振興・助成を目的として1961年に設立された学術団体です。毎年 年次大会を開催し、研究成果の発表や討論といった議論の場を提供して学会員同士の交流をはかっています。
 本大会は、大学の学部学生および中学・高校生に公開(参加費:無料)されます。生物系に在籍する、または進もうと考えている方々が、興味ある研究分野を探るよい機会になると思われます。

第28回 個体群生態学会大会

第28回 個体群生態学会大会

大 会 会 長 :
     長谷川 博 (東邦大学理学部生物学科教授)
大会実行委員長 :
     瀧本 岳 (東邦大学理学部生物学科准教授)

【期 日】 2012年 10月20日(土)・21日(日)
【会 場】 東邦大学習志野キャンパス
         (千葉県船橋市三山2-2-1)


※詳細は第28回 個体群生態学会ウェブサイトをご覧ください
  https://sites.google.com/site/populecol28/
※大学の学部学生および中学・高校生のみに無料公開されます
  (当日参加のみ受付:当日に学生証を提示して参加登録してください)

東邦大学からは、長谷川雅美 教授(理学部生物学科)や瀧本岳 准教授、高木俊 博士研究員(理学部生命圏環境科学科)、栗山武夫 訪問研究員(理学部生物学科)、博士課程の香川幸太郎さん(理学研究科生物学専攻)らがシンポジウムを企画し、発表も行います。また、本学関係者が関わるポスター発表が9件あります。

本学大学院生がシンポジウムを企画 ~生物の新規形質と進化について~

 博士課程の学生である香川さんは、瀧本准教授とともに「新しい形質はどのように生まれるのか?~数理モデルから得られる新たな洞察~」と題して、生物の新規形質と進化に着目したシンポジウムを企画しています。
 多くの生物は、近縁な種でも何らかの形質(色やかたちなどの特徴)に違いがあり、それによって種が区別されます。個体群(同種の集団)にもともと存在する形質から、大きく異なる新規形質が生まれて定着する過程は、生物多様性を理解する上で重要ですが、これまでの多くの進化生態学の理論研究では、その理解はまだ充分に得られていません。
 そこで本シンポジウムでは、新規形質や新種が生じるプロセスを説明する最新の理論研究を紹介します。ミクロからマクロにわたる様々なスケールの着眼点からの研究紹介をすることで、新規形質の出現という、進化の駆動力となる現象を統合的に理解することを目指しています。

【お問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当       森上 需
〒274-8510  千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail : press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-494-8571    M Phone: 090-8722-8471