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プレスリリース 発行No.302 平成24年1月13日

理学部 風呂田教授 『第12回 東京湾シンポジウム』 に参加
~生物調査から知る東京湾のこれまでとこれから~

2012年1月16日(月) パシフィコ横浜会議センターにおいて開催される第12回 東京湾シンポジウムで、東邦大学理学部生命圏環境科学科 風呂田利夫 教授が「東京湾における生物調査」について発表するとともに、同シンポジウムのワークショップについて講評を行います。
 東京湾はその流域に約2600万人が生活し、その湾岸部は埋め立てられたり工業地帯が立ち並ぶなど長らく人為的な影響を受け続け、環境が悪化してきました。この東京湾の環境再生を求める声によって発足された東京湾シンポジウムは、東京湾の環境について行政担当者や現場で自然再生に取り組む研究者、市民などと様々な切り口から意見交換を行い、広く議論を共有することを目的に毎年開催されています。
 今回で12回を数える東京湾シンポジウムでは、毎年夏期に行われている東京湾水質一斉調査の公開ワークショップとして、次の2つのテーマに関する議論が行われます。ワークショップⅠ部「東京湾の陸と海をつなぐ河口域・浅瀬」では、調査の目的の柱である「汚染メカニズム」について陸と海をつなぐ河口域・浅瀬に着目し、東京湾水質一斉調査のデータをもとに物理・化学・生物要因といった様々な切り口で解明された結果が報告されます。ワークショップⅡ部「東京湾における調査の発展に向けて」では、東京湾をより深く理解し、行動につなげるために今後の生物調査の進展に向けた具体的な提案について検討されます。
 風呂田教授は、ワークショップⅡ部において「東京湾における生物調査」について発表する他、Ⅱ部全体の講評を行います。 風呂田教授は、40年以上にわたり主に東京湾の底生生物の生態について研究を行ってきました。近年では、東京湾水質一斉調査の参加をはじめ、貧酸素水域における調査、市民と協働で行う干潟での調査、市民ダイバーと共に行うお台場における潜水での調査など、様々な生物調査を積極的に行っています。
 本シンポジウムでは、数々な調査を行ってきた風呂田教授だからこそ知り得た東京湾の自然・生物の過去と現状、そして目指すべき未来についてお話しします。これは、過去そして現在の東京湾に生きる生物を正確に知ることで東京湾の自然環境への理解を深め、さらにこれから先に行われる調査をより効果的なものにするための提言になると思われます。

第12回 東京湾シンポジウム/第6回海の再生全国会議

「陸域~海域を統合的に考える 海の再生を目指して」

主催:国土交通省・国土技術政策総合研究所・(独)港湾空港技術研究所
後援:東京湾再生推進会議、伊勢湾再生推進会議、大阪湾再生推進会議、
   広島湾再生推進会議
【日時】 1月16日(月) 9:00~16:30 (開場8:30)
【場所】 パシフィコ横浜会議センター3F (横浜市西区みなとみらい1-1-1)


※イベントに関するお問い合わせ先
国土技術政策総合研究所 東京湾シンポジウム事務局
TEL:046-844-5023 E‐mail:tokyo2012@www.meic.go.jp

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当       森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-472-1159    M Phone: 090-8722-8471