プレスリリース 発行No.275 平成23年10月27日
東邦大学 公開講座
ノーベル化学賞受賞者 Richard R. Ernst 博士
東邦大学 名誉博士・特別客員教授として着任されたRichard R. Ernst 博士(スイス連邦工科大学名誉教授:1991年ノーベル化学賞受賞者)が、下記の日程で公開講座を行います。
◆2011年 11月19日(土) 10:20~11:50
Richard R. Ernst 博士 講演会
“ My Pathway into Science and Beyond ”
(わたしの歩んだ道 - 科学とその彼方に見えるもの)
【主 催】東邦大学 【共 催】(独)日本学術振興会
【会 場】東邦大学薬学部 C-101講義室 (千葉県船橋市三山2-2-1)
【定 員】350名 【講演言語】 英語(同時通訳 付)
【その他】 事前申込 必要、受講料 無料
※申し込みは、申込フォームにて必要事項を入力の上、11月10日(木)までに送信してください。定員に達し次第、申し込みを締め切ります。
〔申込フォーム記載ページURL〕
Ernst博士は、パルスフーリエ変換NMR法を開発し、物質の分子構造を分析する感度と分解能を著しく向上させました。これにより初めて、わずかな物質量でも複雑な分子構造を解明できるようになりました。さらに、二次元NMR法という分子内での化学結合をより詳しく調べる手法も開発し、現在の医療画像診断に必須のMRI法やタンパク質など生体巨大分子の分子構造解析法の基盤を築き上げられました。これらの革新的な高分解能核磁気共鳴分光法の業績により、1991年ノーベル化学賞を単独で受賞されています。
このNMR法は、自然科学や医療分野に大きな恩恵をもたらしているツールのひとつで、化学のみならず分子生物学、タンパク質やDNAの機能解析、人体の画像診断や代謝の解明、脳科学など多岐にわたり応用分野が広がっています。
Ernst博士は、日本学術振興会外国人著名研究者招聘事業により、平成22年、23年度 本学特別客員教授に着任されました。さらに、昨年 東邦大学名誉博士号が授与され、本学の進めている医・薬・理の基礎的な研究分野における御助言をいただいています。
このNMR法は、自然科学や医療分野に大きな恩恵をもたらしているツールのひとつで、化学のみならず分子生物学、タンパク質やDNAの機能解析、人体の画像診断や代謝の解明、脳科学など多岐にわたり応用分野が広がっています。
Ernst博士は、日本学術振興会外国人著名研究者招聘事業により、平成22年、23年度 本学特別客員教授に着任されました。さらに、昨年 東邦大学名誉博士号が授与され、本学の進めている医・薬・理の基礎的な研究分野における御助言をいただいています。
Richard R. Ernst 博士 経歴
1933年 スイス生まれ
1956年 スイス連邦工科大学化学科卒業
1962年 スイス連邦工科大学博士号取得
1963年 米国 Varian社 研究員
1966年 フーリエ変換NMRの開発
1968年 スイス連邦工科大学 講師
1970年 スイス連邦工科大学 助教授
1976年 スイス連邦工科大学 教授
1976年 二次元NMRの開発
1991年 ノーベル化学賞 単独受賞
1998年 スイス連邦工科大学 名誉教授
【お問い合わせ先】
東邦大学 習志野学事部 入試広報課
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1 TEL: 047-472-0666