この公開講座は、９月のがん征圧月間に向けて、東京・千葉の５病院が、がんの早期発見、早期治療に関する社会的な関心を喚起することを目的に実施するもので、各講座の内容はそれぞれの病院の特長を踏まえたものとなっています。東邦大学医療センターは、趣旨に賛同し、東京都で大森病院・大橋病院の２病院、千葉県で佐倉病院が参加しています。

　「沈黙の臓器」といわれている肝臓は、疾患があっても自覚症状が少なく、気がついたときには重症化していることが多い臓器です。慢性肝炎が長期的に　持続すると、肝硬変を引き起こし、肝がんへ進行することもあります。肝がんは、肺がん、胃がんに次いで、がん死亡原因の第３位で、とても恐い病気です。
　肝疾患についての日頃の疑問を解消し、安心して治療に臨めるように、診断や治療について詳しくお話します。