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プレスリリース 発行No.109 平成21年12月24日

次世代研究者育成のための高大連携にむけて
研究の世界を紹介します ~次世代女性研究者育成講座~

東邦大学理学部では、来年度より千葉県立千葉女子高等学校と次世代の優れた女性研究者の育成を目的とした協定(高大連携)を結ぶこととなっております(調印式日時は未定)。それに向けたプレイベントとして2009年12月12日、14日 千葉女子高等学校2年生を対象に、「次世代女性研究者育成講座」と題して、遺伝子の多型分析の体験、研究施設の見学、および女性研究者による講演・意見交流が行われました。
~次世代女性研究者育成講座~
 我が国は科学技術創造立国の実現に向けて、科学技術関係の人材養成・確保を重要な課題としてあげています。理系総合大学である東邦大学の理学部も、先端的な研究の推進のみならず、理系人材育成にも力を注いでいく方針を掲げています。在学している学生・院生の教育は勿論のこと、次世代を担う小・中・高校生に対しても、地域の学校との連携を充実させて、理系に興味を持つ人材を増やし育成する活動を行っています。特に女子の理系への進出を増やすことが、次世代理系人材育成のポイントと考えています。

  今回の千葉女子高等学校対象「次世代女性研究者育成講座」では、理学部生物分子科学科 佐藤浩之 准教授の指導による実験「遺伝子の多型分析による遺伝的アルコール感受性を調べる」、薬学部 五郎丸美智子 講師による講演「女性が科学分野で活躍するには」、及び研究施設見学が行われました。これは、文部科学省科学技術振興調整費を受けて、女性研究者への継続的支援モデルを提案・実践している本学と、科学に興味を持たせるだけではなく、女性が科学分野で社会進出できる可能性を生徒に継続的に提示していきたいと考える千葉女子高等学校による高大連携の取り組みの第一歩として催されたものです。
 実験では、高校生が自分でもよく知らない「お酒への感受性」を、それを支配する遺伝子から判定する実験を通し、分子生物学的実験スキルの体得や遺伝子診断の原理の理解を促しました。講演では結婚・出産・育児といった家庭生活と両立しながら研究・教育活動を行っている五郎丸 講師が、女性が科学分野に進出するポイントなどを今までの経緯や取り組みをふまえ紹介しました。また研究施設見学では、理学部・薬学部の教員や研究室所属学生がそれぞれの研究内容を紹介しながら行われました。

【お問い合せ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当   森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
 TEL/FAX:047-472-1159        M Phone: 090-8722-8471