【県立千葉女子高等学校-東邦大学理学部 共同プレスリリース】
「次世代女性研究者育成講座」の開催について
-女性の科学分野での社会進出への支援-
東邦大学理学部長 大 島 範 子
千葉県立千葉女子高等学校長 南 雲 一 夫
このたび、東邦大学理学部と千葉県立千葉女子高等学校は、次世代の優れた女性研究者の育成を目的とした協定(高大連携)を結ぶことになりました。
今後、両者は協力して、高校生の学力向上を図りながら、優れた人材を発掘・育成し、女性の科学分野での社会進出を支援する事業を展開していきます。今回、その最初の事業として、「次世代女性研究者育成講座」を開催します。
今後、両者は協力して、高校生の学力向上を図りながら、優れた人材を発掘・育成し、女性の科学分野での社会進出を支援する事業を展開していきます。今回、その最初の事業として、「次世代女性研究者育成講座」を開催します。
講座の内容
[日時]平成21年12月12日(土) 9:30~14:00
同 12月14日(月)13:30~16:20
[会場]東邦大学理学部 Ⅴ号館4階5401実験室(千葉県船橋市三山2-2-1)
[参加]千葉女子高校 2年生37名
同 12月14日(月)13:30~16:20
[会場]東邦大学理学部 Ⅴ号館4階5401実験室(千葉県船橋市三山2-2-1)
[参加]千葉女子高校 2年生37名
背景
男女共同参画社会の実現は、国民的目標となっています。しかし、現実には男性中心の社会環境が多く残っています。自然科学等の研究分野も例外ではありません。女性が研究者として自立するには、単に研究者としての資質を高めるだけでなく、職場環境の改善や、結婚・出産・育児といった家庭生活との両立、また、それを支援する社会環境の整備・確立が必要です。
このような状況の中、次世代の優れた女性研究者を育成するには、高校生の段階から、科学的な啓蒙とスキルの育成、科学を学ぶこと、研究することの意義、男女共同参画の必要性など、ガイダンス機能を充実させつつ、学習を深めていくことが大切です。
今回の講座では、遺伝子の多型分析(最新の遺伝子解析)を高校生が体験するのと同時に、女性研究者による講演・意見交流(女性研究者をロールモデルとした、研究者としてのサクセスストーリーや家庭と研究の両立等、女性が科学分野で社会進出するポイントについてのお話)を行ないます。 既にいくつかの大学で女性研究者の育成を目的とした取り組みは始まっていますが、大学と女子高校が協定を結び人材育成に取り組む事例はこれまでなく、初の試みといえます。
帝国女子理専を前身とする東邦大学理学部は、伝統的に女子学生が多く、女子学生比率38.2%(男女共学の大学では全国2位。平成21年度朝日新聞社調べ)です。そのため、はやくから男女共同参画の実現に取り組んでいます。
一方、千葉県立千葉女子高等学校は、明治33年(1900年)千葉県高等女学校として開校した伝統校で、千葉県内有数の進学校として知られています。
このような状況の中、次世代の優れた女性研究者を育成するには、高校生の段階から、科学的な啓蒙とスキルの育成、科学を学ぶこと、研究することの意義、男女共同参画の必要性など、ガイダンス機能を充実させつつ、学習を深めていくことが大切です。
今回の講座では、遺伝子の多型分析(最新の遺伝子解析)を高校生が体験するのと同時に、女性研究者による講演・意見交流(女性研究者をロールモデルとした、研究者としてのサクセスストーリーや家庭と研究の両立等、女性が科学分野で社会進出するポイントについてのお話)を行ないます。 既にいくつかの大学で女性研究者の育成を目的とした取り組みは始まっていますが、大学と女子高校が協定を結び人材育成に取り組む事例はこれまでなく、初の試みといえます。
帝国女子理専を前身とする東邦大学理学部は、伝統的に女子学生が多く、女子学生比率38.2%(男女共学の大学では全国2位。平成21年度朝日新聞社調べ)です。そのため、はやくから男女共同参画の実現に取り組んでいます。
一方、千葉県立千葉女子高等学校は、明治33年(1900年)千葉県高等女学校として開校した伝統校で、千葉県内有数の進学校として知られています。
【この件に関する問合せ・取材等】
東邦大学理学部生物分子科学科 准教授 佐藤浩之(さとうひろゆき) ℡047-472-7532
千葉県立千葉女子高等学校 教 頭 佐藤 宰(さとうおさむ) ℡043-254-1188