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プレスリリース 発行No.044 平成21年3月26日

バイオ技術者認定試験
理学部学生 上級試験合格率 91.3%

 平成21年2月1日に第14回 上級及び中級バイオ技術者認定試験が行われました。上級では、本学理学部生物学科から23名の学生が受験し21名が合格しました。また、中級では生物学科から6名、生物分子学科から1名受験し、全員が合格しました。上級試験の合格率は91.3%であり、これは全国平均 53%を大きく上回っています。

 バイオ技術認定試験は日本バイオ技術教育学会が主催する認定試験で、上級・中級・初級の3種類有ります。上級試験は「生命工学技術の中で生物利用技術を中心に遺伝情報利用技術、増殖能利用技術および安全管理技術、並びにそれらに関する知識を持ち、指導的立場でそれを実際にバイオテクノロジーに応用し得る資質を高めた高度な技術者」を、中級試験は「遺伝子組換え技術、細胞融合技術、増殖能利用技術並びに生物及び生物由来材料利用技術、そしてこれらを行うための安全管理に関する知識をもち、適切な指導者の元で実際にバイオテクノロジーに適応しうる資質」を認定するものです。理学部では3年生以上に上級受験資格が、2年生以上に中級受験資格が認められており、平成12年度から参加しています。

 本試験合格により認定を受けることは、生命科学技術における高度な専門知識を持っていることの証明であり、就職をする際には英語検定などと同じ資格のひとつとして考慮されています。このように教育界だけではなく、産業界からも注目を浴びているため、生命科学系の学生が取得しておくとよい重要な資格のひとつといえ、生物・生命科学系学部・学科を有する多くの大学や短大などが会員校として参加しています。

 本学生物学科では「バイオテクノロジー演習」を3年次秋学期に開講して、本資格取得を支援しています。この講義では、生物学科で開講されているさまざまな生命科学に関する講義・実習をふまえて、本試験の出題分野の解説とその復習テストを主に行っています。そのため、受講学生は各講義で学んだことを体系的に整理しながら、資格取得を目指すことができます。本試験を利用することは、学生にこれまで学んできた知識の定着を促すと同時に、外部の評価を受ける機会を提供するものであると考えています。

【お問合せ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当  森上 需
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