臨床薬学研究室
所属教員
スタッフ名 | 主な担当 |
---|---|
松尾 和廣/教授 | 医療情報Ⅰ、医療情報Ⅱ、医療情報Ⅲ、チーム医療演習、実践薬物治療学、プレ実務実習Ⅱ(医療情報)、プレ実務実習Ⅱ(総合演習)、薬学演習Ⅱ、薬学総合演習Ⅱ、処方設計管理学、臨床薬学総論、先端応用薬学総論Ⅴ |
花井 雄貴/講師 | 医療情報Ⅰ、実践薬物治療学、プレ実務実習Ⅱ(医療情報)、プレ実務実習Ⅱ(総合演習)、臨床薬学総論 |
植草 秀介/講師 | 医療情報Ⅲ、実践薬物治療学、薬学演習Ⅰ、プレ実務実習Ⅱ(医療情報)、プレ実務実習Ⅱ(総合演習)、薬学総合演習Ⅰ、臨床薬学総論 |
薬物療法の個別最適化を目指して、医療現場で役立つエビデンスを構築する
現在の医療現場において、薬剤師は薬物治療の安全性の確保のみならず、効果的な薬物治療の提案を行うことが求められています。したがって、薬剤師はジェネラリストであることに加え、様々な領域でのエキスパートであることも期待されています。これまでの薬剤師の薬物治療への関わりは、受動的なものであり、医師が行う薬物治療をモニターし、薬物治療の安全性を確保するものでした。しかし近年では、薬剤師が薬物治療に積極的に参加し、能動的に薬物治療行うこと、つまり、処方設計を行うことが求められています。そして、薬剤師が行う処方設計により実施された薬物治療では、薬剤師も医師と同様な責任を負うことになります。
当研究室の教員は、臨床現場で生じた疑問(クリニカルクエスチョン)に対して、臨床現場で役立つエビデンスを構築しています。特に、救急・集中(救命救急)領域、感染症領域、循環器領域、TDM(治療薬物モニタリング)などの領域の専門家としての臨床経験を持ち、その専門領域の研究を行っていますが、精神疾患や糖尿病、がん領域、小児領域など他の領域の研究も医療現場の薬剤師や医師などと協働で行っています。
当研究室の教員は、臨床現場で生じた疑問(クリニカルクエスチョン)に対して、臨床現場で役立つエビデンスを構築しています。特に、救急・集中(救命救急)領域、感染症領域、循環器領域、TDM(治療薬物モニタリング)などの領域の専門家としての臨床経験を持ち、その専門領域の研究を行っていますが、精神疾患や糖尿病、がん領域、小児領域など他の領域の研究も医療現場の薬剤師や医師などと協働で行っています。
主な研究分野
・医薬品の有効性および安全性に関連する因子の探索
・薬物動態学(PK)/ 薬力学(PD)理論に基づく有効性および安全性を考慮した薬物の至適投与法の検討
・メタアナリシスや副作用自発報告データベースなどを用いたリスク因子の解析
・活動量計(アクチグラフ)を用いた睡眠状態及び活動量に関する研究
・高速液体クロマトグラフィー(HPLC)など機器分析を用いた血中濃度測定法の開発
・患者血清を用いたノンターゲットメタボロミクス研究
・薬物動態学(PK)/ 薬力学(PD)理論に基づく有効性および安全性を考慮した薬物の至適投与法の検討
・メタアナリシスや副作用自発報告データベースなどを用いたリスク因子の解析
・活動量計(アクチグラフ)を用いた睡眠状態及び活動量に関する研究
・高速液体クロマトグラフィー(HPLC)など機器分析を用いた血中濃度測定法の開発
・患者血清を用いたノンターゲットメタボロミクス研究
教員からのメッセージ
臨床薬学研究室は、一歩進んだ個別化医療を患者さんに届けるために、薬剤師が『今すぐ』できることを『具体的に』に考えていく力を養成しています。その結果、研究を通して、医療現場において、専門性の高い臨床薬剤師として、また、臨床データの調査・研究、エビデンスの構築から、より良い薬物治療が提案できる研究者としての薬剤師を育てることを目指しています。