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薬化学教室の岳天慈さんの発表が日本薬学会第145年会の「日本薬学会第145年会ハイライト集」に選出

「年会ハイライト集」では、日本薬学会年会組織委員会のプログラム編成会議において採択された一般学術発表の中から、分類ごとに注目に値すると思われた発表が選ばれ収録されます。今年は化学系薬学分野の発表1025件うち23件が選出されました。その採択率は2%であり、非常に狭き門となっています。

【学会情報】
・会場:マリンメッセ福岡B館
・会期:2025年3月26日(水)~29日(土)
・演題名:Batzelladine C の両エナンチオマーの初の全合成による (-)-batzelladine C の絶対配置の修正
 ○岳天慈、日下部太一、 塚本拓也、土屋翔馬、高橋圭介、加藤恵介(東邦大薬)

海綿から単離されたバツェラジンCは、抗腫瘍活性やHIV日和見感染菌への強い抗菌活性を示しますが、全合成はなされていません。一度の反応で5つの結合を形成できる反応を開発し、効率よく初めての全合成を達成、真の構造を明らかにしました。類縁体の合成も可能であるため、バツェラジン関連化合物の創薬研究への応用が期待されます。

なお、この研究成果は米国化学会の雑誌「Organic Letters」に掲載されました。

雑誌名
Organic Letters」(2025年4月11日公開)27巻16号、4361–4365

論文タイトル
Synthesis of (+)- and (−)-Batzelladine C Based on a Cyclization/Carbonylation/Double Cyclization Cascade: Revision of the Absolute Configuration.

著者
Tianci Yue, Taichi Kusakabe, Kyoka Someya, Takuya Tsukamoto, Keisuke Takahashi, Keisuke Kato

DOI番号
10.1021/acs.orglett.5c01100

論文URL
https://doi.org/10.1021/acs.orglett.5c01100
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