薬学部薬物治療学研究室6年・小田原一功さんが学会の優秀発表賞を受賞
薬学部薬物治療学研究室6年の小田原一功さんが、第136回日本薬理学会関東部会にて、ポスター部門の優秀発表賞を受賞しました。
■学会情報
第136回日本薬理学会関東部会
・於:東京医科歯科大学
・開催日:平成29年7月8日(土)
・演題名:S1P受容体作用薬fingolimodによる抗心房細動作用 -aldosterone負荷・動静脈瘻モデルラットを用いた検討-
○小田原 一功、相本 恵美、永澤 悦伸、高原 章
(東邦大学薬学部薬物治療学研究室)
≪発表の概要≫
心房拡大は心房細動の原因として知られていますが、当研究室では心房拡大を有するaldosterone負荷・動静脈瘻ラットを用いて、心房細動の誘発性に関する研究を進めています。本研究では免疫調整薬として多発性硬化症の治療に用いられているフィンゴリモドの作用メカニズムに注目し、フィンゴリモドの長期間投与が心房拡大ならびに心房細動の誘発性に与える影響を検討しました。その結果、フィンゴリモドは2つの作用(構造的リモデリング進行の抑制と心房有効不応期短縮の抑制)により心房細動の発症を抑制することが一連の研究で明らかとなりました。フィンゴリモドの新たなる臨床応用への第一歩として今後が期待できる結果と考えています。
■学会情報
第136回日本薬理学会関東部会
・於:東京医科歯科大学
・開催日:平成29年7月8日(土)
・演題名:S1P受容体作用薬fingolimodによる抗心房細動作用 -aldosterone負荷・動静脈瘻モデルラットを用いた検討-
○小田原 一功、相本 恵美、永澤 悦伸、高原 章
(東邦大学薬学部薬物治療学研究室)
≪発表の概要≫
心房拡大は心房細動の原因として知られていますが、当研究室では心房拡大を有するaldosterone負荷・動静脈瘻ラットを用いて、心房細動の誘発性に関する研究を進めています。本研究では免疫調整薬として多発性硬化症の治療に用いられているフィンゴリモドの作用メカニズムに注目し、フィンゴリモドの長期間投与が心房拡大ならびに心房細動の誘発性に与える影響を検討しました。その結果、フィンゴリモドは2つの作用(構造的リモデリング進行の抑制と心房有効不応期短縮の抑制)により心房細動の発症を抑制することが一連の研究で明らかとなりました。フィンゴリモドの新たなる臨床応用への第一歩として今後が期待できる結果と考えています。