薬学部

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卒業生からのメッセージ

須賀 公美 さん
東邦大学薬学部 2018年3月卒業 
勤務先:田辺薬局株式会社

・現在はどのような仕事をしていますか。

 私はがん専門病院の門前薬局に勤務しています。抗がん剤治療を受けている患者様が日常生活を送られる際に副作用でお困りではないか、支持療法を正しく使えているか、といったことなどを確認し、抗がん剤によって患者様の生活の質(QOL)が脅かされることがないように出来る限りフォローをしていく仕事をしています。また施設在宅も担当しており、医師の訪問診療に同行して高齢者施設に入居されている方の薬の管理を担当しています。

・仕事のやりがいはどのようなことですか。

 患者様の中には、不安や悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。医師には言いづらいことでも、私たちが相談に乗りお話を伺うことで、「貴方に相談して良かった、ありがとう」と言っていただけるときに一番やりがいを感じます。薬の適正使用を促すことは薬剤師の使命ですが、それだけではなく患者様の不安や悩みに寄り添い、治療を問題なく続けていただくことも私たちの仕事の一つだと思います。

・東邦大学薬学部を志望した理由を教えてください。

 他にも私立大学の薬学部をいくつか見ていましたが、東邦大学に決めた理由はオープンキャンパスなどで直接大学を訪れた時の雰囲気や校風が自分に合っていると感じたことです。また、高校の先輩が多く入学していること、国家試験の合格率やサポートの充実、さらに家から通いやすかったことも理由の一つです。実際に、東邦大学は自然に囲まれのびのびしたところで、毎日楽しく大学生活を送っていました。

・東邦大学薬学部での学びで印象に残っていることはありますか。

 他大学と比べ、薬理学に非常に強くなります。薬を理解するためには、作用機序を知り、体のどの部分に効果を示すのか、またどのような副作用が出る可能性があるのかを知る必要があります。そこをしっかり教えて下さるので、薬理の知識は今の臨床現場でも非常に役に立っています。

・薬学部をめざす高校生、受験生へメッセージをお願いします。

 薬学部に興味を持っていただきありがとうございます。入学してからも勉強、卒業してからも日々勉強と、なんだか常に勉強に追われているような気がしますが、だからといって机の上でずっとカリカリと勉強をしているわけではなく、実際の現場では患者様とお話しすることで学べることが多くあります。大学生活も、サークル活動や実務実習など様々なことを経験する機会があると思いますので、目の前の勉強に挫けずに毎日を楽しく過ごして、素敵な大学生活を送ってください。
※この情報は、すべて取材した時点でのものになります。
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