中田 かおり/講師
氏名
中田 かおり(NAKADA KAORI)[博士(看護学)]
専門分野
- 助産学
- 母性看護学
- 性・生殖看護学
担当科目
学部
- 母性看護学Ⅱ
- 臨地実習(母性看護学)
- 統合実習(母性看護学)
- 卒業研究
大学院
- 性・生殖看護学特論Ⅱ
- 助産学演習Ⅰ
- 助産学演習Ⅱ
- 性科学特論
- 性・生殖看護学演習Ⅰ
- 性・生殖看護学演習Ⅱ
- 助産学特論Ⅳ
- 助産学特論Ⅵ
- 助産学実習Ⅰ
- 助産学実習Ⅱ
- 助産学実習Ⅲ
- 助産学実習Ⅳ
- 助産学課題実習
研究課題・テーマ
- 母乳育児の継続と母親のセルフ・エフィカシー
- 働く女性が母乳育児を継続した体験
- 働く女性の母乳育児継続プログラムの開発
- 生殖世代の男性を対象としたプレコンセプションケア
男性のためのプレ妊活講座へ(家族・生殖看護学研究室サイト)
研究内容
私は子育て中、「おっぱいはいつまで続けていいのかな?」と疑問に感じていました。そんな時、母乳を2年以上続けることをWHOが推奨していることを知りました。と同時に、母乳育児に関する基本的な情報が一般のお母さんたちに広く知れ渡っていないことに気づいたのです。そこで、母乳育児に関する適切な情報を女性たちに伝え、自分自身で母乳をいつまで続けるかということを選択してほしいという思いが芽生えました。これが研究を始めたきっかけです。
修士課程では、母乳育児の継続とセルフ・エフィカシーに着目して研究しました。さらに、仕事復帰時に母乳をやめる女性が多いことから、博士課程では、働く女性に対するプログラムを開発しました。母乳育児は、その後に続く子育ての始まりです。今後も、母親たちが自信をもって自分らしく子育てをしていくサポートをしていきたいと思っています。
さらに、いまはプレコンセプションケアに興味を持ち研究を始めています。妊娠前に、女性だけではなく男性も身体を整えることで、健やかな次世代の育成へと繋がります。男性へのプレコンセプションケアという新しい分野に挑戦しています。
修士課程では、母乳育児の継続とセルフ・エフィカシーに着目して研究しました。さらに、仕事復帰時に母乳をやめる女性が多いことから、博士課程では、働く女性に対するプログラムを開発しました。母乳育児は、その後に続く子育ての始まりです。今後も、母親たちが自信をもって自分らしく子育てをしていくサポートをしていきたいと思っています。
さらに、いまはプレコンセプションケアに興味を持ち研究を始めています。妊娠前に、女性だけではなく男性も身体を整えることで、健やかな次世代の育成へと繋がります。男性へのプレコンセプションケアという新しい分野に挑戦しています。
主な論文・著書
【博士論文】
- 仕事復帰後の母乳育児継続を目的とした出産後の女性に対するプログラムの評価
- 母乳育児の継続に影響する要因と母親のセルフ・エフィカシーとの関連
- 中田(中込)かおり, 跡上富美(2022). 生殖年齢にある就労男性を対象とした妊孕性に関する知識と情報ニーズについてのウェブ調査. 日本助産学会誌 2022年2月27日採用
- 中田(中込)かおり(2022). 仕事へ復帰する母親を対象とした母乳育児継続のための知識・情報を提供するパンフレットの評価. 日本助産学会誌, 35(2), 209-219.
- Kaori Nakada (2021). Effectiveness of a Breastfeeding Program for Mothers Returning to Work in Japan: a quasi-experiment study, International Breastfeeding Journal, 16(6). Online.
- 中田かおり,片岡弥恵子(2018).出産後に仕事へ復帰した女性が働きながら母乳育児を継続した体験. 日本助産学会, 32(1), 45-59.
- 中田かおり(2015),日本語版母乳育児継続の自己効力感尺度(The Japanese-Breastfeeding Personal Efficacy Beliefs Inventory)の開発と信頼性・妥当性の検討. 日本助産学会, 29(2), 262-271.
- 彦根倫子,古塩節子,小野聡枝,青木壽子,中田かおり(2013).神奈川県における乳幼児揺さぶられ症候群の予防の取り組み-正しい知識の普及と予防プログラム展開の歩み- . 子どもの虐待とネグレクト. 15(2), 182-187.
- 中田かおり,母乳育児の継続に影響する要因と母親のセルフ・エフィカシーとの関連(2008). 日本助産学会, 22(2), 208-221.
- 見藤隆子,小玉香津子,菱沼典子総編集.看護学辞典 第2版.日本看護協会出版会.2011(分担執筆)
- 中田(中込)かおり. 職場復帰後3ヶ月時の母乳育児継続の自己効力感の比較からみた職場復帰前の情報提供の必要性の検討—母乳育児継続プログラム受講の有無による比較—, 第36回日本助産学会学術集会, 2022年3月, ポスター発表.
- 伏見枝莉, 疋田仁美, 中田かおり, 青島恵美子, 富岡由美, 松永佳子, 福島富士子. 分娩介助実習で受け持つ産婦の現状と次年度に向けての課題, 第21回東邦看護学会学術集会, 2021年12月, 日々の取り組み, 口頭発表.
- 中田かおり, 跡上富美. 生殖世代にある就労男性が持つ生殖に関する知識の実態, 第35回日本助産学会学術集会, 2021年3月, ポスター発表.
- 跡上富美, 中田かおり. 生殖世代にある就労男性における妊孕性に影響する因子についての情報ニーズ, 第35回日本助産学会学術集会, 2021年3月, 口演発表.
- 中田かおり, 松永佳子, 疋田仁美. 新型コロナウイルス感染状況下における母性看護学実習の変更と実施上の工夫, 第20回東邦看護学会学術集会, 日々の取り組み, 口演発表
- Nakada K. Effectiveness of a Breastfeeding Program for Back-to-Work Mothers in Japan. The 23rd East Asian Forum of nursing scholars 2020, January 2019. (Poster)
- 中田かおり. 仕事復帰後の母乳育児継続を目的とした出産後の女性に対するパンフレットの評価. 第34回日本助産学会学術集会, 2020年3月.
- 中田かおり.働きながら母乳育児を継続した女性の体験.第31回日本助産学会.2017
- 中田かおり,彦根倫子.乳幼児揺さぶられ症候群の予防に焦点をあてた保健・医療・福祉職のための研修プログラムの評価.第15回日本子ども虐待防止学会学術集会.2009
入学を検討している学生さんへ
女性は、妊娠や出産、子育てをするにあたり、喜びと同時に多くの不安を抱えていることがあります。けれども、女性はもちろん、泣くことしかできないと思われがちな赤ちゃんも、実はとても大きな力を秘めた存在なのです。助産師が女性と赤ちゃんの力を信じ、引き出し、適切なサポートをすることで、女性は母として成長し、赤ちゃんは健やかに成長していきます。そのためには、助産師には幅広い知識と技術、豊かな感性が必要です。
女性と赤ちゃんのケアに興味がある方、一緒に助産について学んでみませんか。