卒業生からのメッセージ

田所 潤子さん
東邦大学医学部看護学科(現:看護学部)2009年3月卒業
勤務先:帝京科学大学
現在はどのような仕事をしていますか。
都内の病院(産科)で助産師として働いた後、現在は大学の看護学科で、母性看護学の教員として働いています。主に2年生からの講義や演習、3年生からの実習を担当しています。母性看護学を通じて、男女学生ともに自分の命を見つめる機会にしてもらいたいと考えながら、日々学生と関わっています。
仕事のやりがいはどのようなことですか。
母性看護学は、成人とは基準値が異なっていたり、母性特有の専門用語があったり、と学生が苦手意識を持ちやすい領域だと感じています。その中で、講義や実習を通して「命の大切さ」や「母性の楽しさ」更に「母と子のつながり」を学生が学んでくれた時には、とても嬉しく充実した気持ちになります。
東邦大学医学部看護学科(現:看護学部)を志望した理由を教えてください。
看護師は、患者さんの一番身近にいる医療従事者だと思います。大学進学を考えた時、身体や治療に関する知識はもちろんですが、人として大きく成長することが必要なのではないかと考えていました。そのため、人間性を養えるカリキュラムが多岐に渡っており、自分が学びたいことが学べる大学だと思い志望しました。
東邦大学医学部看護学科(現:看護学部)での学びで印象に残っていることはありますか。
五島瑳智子先生(東邦大学医療短期大学名誉教授)の「医療人間論」は、私が考えていた「人間性を養える」授業そのものでした。医療に関することはもちろん、芸術や文学に触れる機会をいただき、毎回試行錯誤しながらレポートを書いたことを今でも覚えています。普通に過ごしていたら絶対に触れることのない世界に触れさせていただいた大きな経験になりました。
看護職をめざす高校生、受験生へメッセージをお願いします。
皆さんはそれぞれに「理想の看護師像」をもっているのではないでしょうか。その「理想」を大切にしながら、どうしたらそこに近づけるのか?と悩み、様々なことに挑戦し、探求して欲しいと思います。私は、経験できることに無意味なことはひとつもないと考えています。
未来の看護師になるみなさんを、応援しています!
未来の看護師になるみなさんを、応援しています!
※この情報は、すべて取材した時点でのものになります。