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活動内容
2017年度
世代横断的包括ケア特論

世代横断的包括ケア特論

計画

概要

医療の進歩によって病をもちながら長期生存することが可能になってきた一方で、そこにも高齢化の波が押しよせています。病を抱えながら歳を経るということで何が生じるのか、どのような支援が必要となってくるのかといったことについて、医療者側も対象者においても十分な予測と準備がなされているとはいけません。そこで、病とともに生きていく人たちの事例検討(小児期発症の疾患や障がい)を行い、世代横断的な視点でのシームレスな看護とはどのようなものなのかを探求します。

本プログラムは大学院博士前期課程の科目ですが、今年度は公開科目とし、がん看護に焦点をあてます。

 

対象、開講時期、単位数

対  象:東邦大学看護学部教育連携施設の看護職の方ならどなたでも
開講時期:全15回(受講者と日程調整を行って決定)
場  所:看護学部
単位数 :2単位

方法

講義、ゼミ方式で行います。
場所は東邦大学看護学部、および、東京小児療育病院となります。
文献抄読、プレゼン資料の作成、プログラム案の作成などの課題があります。

担当者

科目責任者:村上好恵 看護学部 教授
      出野慶子 看護学部 教授 
      横井郁子 看護学部 教授
 

受講申し込み

下記の受講願書をダウンロードし、必要事項を記入して提出してください。
大学院の公開科目ですので、推薦者の記載は不要です。

提出先:GP事業推進室 
tohoielab@jim.toho-u.ac.jp
(件名に世代横断的包括ケア特論申し込みと明記してください)
締 切:2017年4月21日(金)

受講生の声

昨年の開講中の様子
「ディスカッションや見学から、本当に自分は世の中の動向を分かった上で患者ケアに携わっていたのかを自問する機会となりました。」

実施したこと、学んだこと

受講生

東邦大学大学院看護学研究科看護学専攻 博士前期課程1名
東邦大学医療センター大森病院看護師 1名
東邦大学医療センター佐倉病院看護師 1名        計3名

実施内容

1. 7月26日(水)18時~21時:看護学部
    担当:村上好恵教授
「病とともに生きることについて」をテーマとして、慢性疾患の患者や家族に対して、これまで経験してきた看護実践における現状と課題に関する事前レポートをもとにディスカッションを行った。

2. 9月7日(木)18時~21時:看護学部
    担当:村上好恵教授
小児がん看護のトップランナーである渡邊輝子氏(小児看護専門看護師)から小児がん患者や家族、そして完治後のサバイバー支援等に関する実践について講義していただき、ディスカッションを行った。

3.  9月20日(水)18時~21時:看護学部
    担当:出野慶子教授
小児期発症の疾患(1型糖尿病)をとともに生きていくこと子どもたちとその家族への看護についてディスカッションを行った。

4.  9月29日(金)18時~21時:看護学部
    担当:村上好恵教授
「AYA世代でがんを発症した人への看護」をテーマとして、AYA世代の特徴から、がんを発症することで生じる課題に関する事前レポートをもとにディスカッションを行った。
 
5. 10月27日(金)18時~21時:いえラボ
    担当:横井郁子教授
「がんとともに生きること」をテーマとして、ビデオ「いのちと死の授業」(丸善)を視聴後、がん体験者のお2人(NPO法人血液患者コミュニティ ももの木の方々)をお迎えし、小児期の治療による成長発達に対する心身の影響やがん治療後の加齢の受け止め方などについてディスカッションを行った。

6. 12月20日(水)15時~18時:看護学部
    担当:村上好恵、出野慶子、横井郁子
これまでの学びをふまえて、病とともに生きるひとが自助できることを支援するために、世代横断的な視点でのシームレスな看護とはどのようなものか、各受講者が世代横断的包括ケアプログラム案を作成し、プレゼン・ディスカッションを行った。

評価

看護師経験年数や経験してきた科が異なる3名の受講者は、それぞれの経験をもとに課題に対して取り組み、自分の考えをまとめ、他者に伝えるというプロセスを踏むことで、自分の看護実践を振り返る機会、そして自分とは違った意見を聞く機会となり、有意義な気づきの時間になっていたと思われる。
がん体験者の方々とのディスカッションは、白衣を着ていない時間だからこそ得られるものであり、病とともに生きているその方の人生そのものをありありと知ることができる貴重な時間であった。

次年度に向けて

・プログラム内容:各担当者や複数のゲストスピーカーをお迎えしてのディスカッションは、有意義な成果を得られているため継続して実施する予定である。
・参加者募集:一般的な勉強会や研修会とは異なり、自らテーマに対して積極的に取り組むことが求められる様相を呈しているため、ややもすると「大変なこと」と思われるかもしれないが、これまで自分が実践してきた看護を振り返る機会にもなっているため、興味関心があれば躊躇なく参加していただけるような広報も必要と考えている。

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