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活動内容
2017年度
包括ケア実感プログラム

包括ケア実感プログラム

計画

概要

急性期医療を担う看護師が、患者さんを送り出す次の療養の場(回復期リハビリテーション病棟や介護老人福祉施設、訪問看護を受ける自宅)に赴き、そこでのケアを体験し、ケアのつながりを“実感する”言わば実習です。
学生の実習とは異なり、現場で指導者はつきません。解説もほとんどありません。看護実践者だからこそできる実習方法です。実際の場を見て、自ら患者さんやスタッフに話しかけ、その場を共有していきます。そんな共有から、次の療養の場を知る必要性を実感し、そして、ケアをつなぐために送り出す側として、どのような情報や支援が必要なのかを自ら考えるきかっけを作ります。

対象、開講時期、単位数

対象  :東邦大学看護学部教育連携病院 看護師 12名程度
開講時期:5〜11月
単位数 :4単位

方法

1.事前学習
事前学習会にて、回復期リハビリテーション病院、介護老人福祉施設、訪問看護について、施設の概要(設置基準含む)、法的根拠、対象者、診療報酬などの基礎的知識を、グループワークをとおして学習します。

2.実習
回復期リハビリテーション病棟、介護老人福祉施設、訪問看護ステーションで実習します。

3.実習施設
初台リハビリテーション病院、船橋リハビリテーション病院
介護老人福祉施設 わかたけ青葉
田園調布・大森・蒲田医師会立訪問看護ステーション、まちのナースステーション八千代

4.
スケジュール
オリエンテーション・事前学習会  5月26日(金):看護学部
回復期リハビリテーション病院   6月の2日間
(佐倉病院の受講生は、船橋市立リハビリテーション病院:6月26・27日)
介護老人福祉施設         9月19日~29日の2日間(宿泊)
訪問看護             7月の2日間
いえラボ体験学習会        7月21日(金):いえラボ
発表会・まとめ          11月10日(金):看護学部

担当者

責任者  :林  弥生 東邦大学医療センター佐倉病院 師長
副責任者 :山本 由香 東邦大学医療センター大森病院 師長補佐
      宮城 真樹 看護学部 助教 修士(保健学)
 

受講申し込み

下記の受講願書をダウンロードし、必要事項を記入して提出してください。
その際に実習日・場所の希望も記載し、ご提出ください。
希望が重なった場合、第2・3希望の日・場所になることをご了承ください。

GP事業推進室で調整し、4月28日までには、実習配置表をメールでお送りしますので、ご確認をお願いします。

提出先:GP事業推進室 tohoielab@jim.toho-u.ac.jp
(件名に包括ケア実感プログラム申し込みと明記してください)
締 切:2017年4月21日(金)

受講者の声

 
「自由に施設内を見学させていただいたり、スタッフの方に話が聞けて良かった。」
「他施設やケアを見ることがないため、とても勉強になった。頭ではわかっていても、実際に体験することで、考えさせられることや改めて学ぶことが多かった。」

実施したこと、学んだこと

受講生

東邦大学医療センター大森病院看護師 4名
東邦大学医療センター大橋病院看護師 3名
東邦大学医療センター佐倉病院看護師 4名   計11名

実施内容

開講式

日時:5月26日(金)10:00~16:30
場所:東邦大学看護学部
午前中は、各施設のオリエンテーションと実習施設の設置基準や法的な根拠、診療報酬などの資料を読みながら、実習施設の担当者に補足説明を行ってもらった。その後グループワーク内で共有し、疑問に思ったことや曖昧な知識があれば、各自で調べ確認するようにした。普段調べることがない施設の法的な根拠や診療報酬などを学習し、自分の担当した患者の次の療養場所について、理解が深まったという感想も聞かれた。学習会後の自己評価でも、ほぼ全員が実習施設について理解し、イメージできたと回答した。学習会をとおして各自の実習の目標がより明確になったと思われた。
また、実習での学びを効率にかつ効果的にまとめるためにラベルワーク方式を導入しているが、実習中にその場で記録できるような工夫については、今年度実施し評価を行う予定である。

実習

回復期リハビリテーション病棟
場所:初台リハビリテーション病院、船橋市立リハビリテーション病院
日時:6/8~6/23、6/26・27(2日間)

訪問看護ステーション
場所:蒲田医師会立訪問看護ステーション、大森医師会立訪問看護ステーション、田園調布医師会立訪問看護ステーション、まちのナースステーション八千代
日時:7/3~7/24(2日間)

介護老人福祉施設
場所:介護老人福祉施設 わかたけ青葉
日時:9/19~9/28(宿泊2日間)

中間報告会

場所:いえラボ
日時:7月21日(金)10:30~12:30

回復期リハビリテーション病棟の実習を終了し、訪問看護ステーション実習中であるが、学びを共有するために報告会を開催。訪問看護ステーションは、地域によって特徴があり、看護小規模多機能型居宅介護の実習の様子や学びを聞く貴重な機会となった。また、プログラム運営についても、修正点を確認できる機会となった。

発表会・まとめ

日時:11月10日(金)10:00~16:30
場所:看護学部
テーマ:急性期病院から次の療養場所へつなぐ看護を考える

受講生全員が10分程度でテーマに沿って発表した。実習担当者の方々にもご出席いただき、講評をお願いした。
受講生の経験年数は年々少なくなっており、プレゼンテーションの経験の違いが見られた。実習場所での振り返りの中での気づきや学びを発表にいかすことができるように、パワーポイントの見せ方など必要な受講生には伝えることも必要であると思われた。

評価

・受講生は、急性期病院も地域の資源の一部であり、急性期病院から退院した後の療養場所へ看護をつなぐことが重要であると実感していた。また、対象者の生活をつなぐことを意識するようになっていた。
・実習の日数については、今年度の期間で本プログラムの目標を達成できたと思われたため、来年度も同じ日数とする。
・介護老人福祉施設の実習が今年度で終了となった。介護老人福祉施設の人員不足の現状を知り、地域の包括ケアを考える機会となった。
・事前学習会で実習施設の法的な根拠や人員配置などを学習することは、各施設の理解を深めることにつながっており、さらにそれぞれの受講生の実習場所での目標を考えやすくなっていたため、来年も継続する。

次年度に向けて

・来年度より介護老人福祉施設の実習から各病院近隣の地域包括支援センターの実習へ変更する予定である。新しい実習場所であるため実習後の評価を行っていく。
・ラベルワークの記録について、記録の負担を軽減する効果はあったと思われた。記録ラベルとその説明文が不十分である受講生も数名みられたため、オリエンテーションで実習後の課題作成の目的について周知を行う。
・本プログラムのガイドライン作成のための実習指導者への調査は今年度中に行い、来年度ガイドラインを作成する予定である。
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文部科学省支援事業 課題解決型高度医療人材養成プログラム