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いえラボプロジェクトとは?

いえラボプロジェクトとは?

「いえラボプロジェクト」というのは通称です。
2014年度、文部科学省により「課題解決型高度医療人材養成プログラム」事業が開始されました。この事業の一環である「地域での暮らしや看取りまで見据えた看護が提供できる看護師の養成」において、東邦大学の「都市部の超高齢社会に挑む看護師養成」プログラムが選定され、取り組みが始まりました。本事業の要になるのが「いえラボ」。いつの間にか本事業の正式名称を口にする者はいなくなり、会話は「いえラボの件だけど…」と。そんなわけで親しまれている‘合言葉’を看板に出すことにしました。

1. 事業概要

1) 卒前卒後をとおしての包括ケア推進のための教育プログラムの必要性

本学看護学部では都市部の超高齢社会に対して大学付属病院の実習にとどまらず、地域を基盤とした教育(国内外の高齢者・小児・母性・精神等の医療福祉関連施設での学習)を充実、整備してきました。しかし、卒業生の約70%が就職する付属病院での実践に生かしきれていないというのが現状です。結果として、学生時代に退院支援に興味を持った若者が離職し、付属病院において地域で療養生活を送る人々を支える看護師を育成することが困難になっています。

2) すでに構築されている教育連携を生かすための「いえラボ」

そこで、都市部の超高齢社会における諸問題を解決できる看護師の養成を、大学と地域が一体となって推進する取り組みを考えました。それが本事業です。
具体的な取り組みとして、まずは学びのいえ(=いえラボ)を大田区内に設置し、そこに住まう人(仮想住人)の気配を感じながら「看護の対象は生活者」であることを常に意識できる環境を構築します。急性期医療を提供しながら対象者の生活を推測する。それが退院支援の第一歩となると考えました。

3) シビックプライドも育む

ここでの学びを区民に公開し人材交流を積極的に行いたいと計画しています。看護・介護、その他のケアに関わる人たちが「地元のまちづくりに参画している」というシビックプライドを持つ。このことは仕事のやりがいにつながるのではないかととても期待しているところです。

2. 本事業終了後の達成目標

  1.  「いえ」という日常的な場での学びにより、学ぶ者がケア対象の高齢者およびその家族の側に立つことが可能となり、くらしのなかの現実的なケアプランを考え実践できる。
  2.  「いえ」という日常的な場でのコミュニケーションにより、ケア提供の場が異なるケア提供者たちが、くらしのなかの療養について議論し、お互いを理解できる。
  3. 2によりケア提供の場が異なるケア提供者たちとの情報共有方法を自ら考え実践し切れ目のないケアを目指すことができる。
  4. 都市部という特徴を生かした「いえラボ」の有効活用について提案、発信することができる。

3. 事業体制

本事業は東邦大学学長のもと看護学部長が事業責任者となり運営していきます。
事業体制

4. 特徴ある教育環境 ー人を想像し、看護を創造するー

学ぶ場所は学内ではありません。大学から離れた仮想住人“坂東邦恵さん”の自宅(いえラボ)です。
家とその街を体感すると、自ずと坂東さんを想像してしまいます。
看護の創造には、まずは、生活者としてのケア対象者を想像することが大切だと考えました。

 ”坂東邦恵さん”を想像しながら、看護を創造するための教材を備え、教育環境を整備したことも本事業の大きな特徴です。

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文部科学省支援事業 課題解決型高度医療人材養成プログラム