CBLについて
CBL(Community-Based Learning)を教育課程における目標や目的を達成する手段として、地域のパートナー(地域社会資源)、教職員、学生の協働により地域のニーズに相互的に取り組む活動に、学生を参画させる(佐藤、2017)と定義しました。
他大学の、地域社会の課題や困難に対して学問的な知識を活用し、貢献活動を学ぶ取り組みについてご紹介したいと思います。
参考文献:佐藤智子:CBL(Community-Based Learning)の意義についての一考察 ‐地域や社会で学ぶことはなぜ有効なのか‐.東北大学高度教養教育・学生支援機構紀要,3:183-190,2017
他大学のCBLを紹介します
法政大学多摩キャンパス(ソーシャルイノベーションセンター:(SIC)
SIC開設記念×地域交流2023のご案内チラシをいただきました。
法政大学といえば、3年前に「壊話ふだ」を作成した学生さんがいえラボに来てくれたことがありました。
センターウェブサイトhttps://www.hosei.ac.jp/info/article-20230405101820/より
1984年の開設以来、「地域社会と大学の共生」、「地域に開かれた大学」を標榜しており、2013 年4 月には、地域と大学の交流・連携をさらに深め、強める場として、「多摩地域交流センター(HUCC)」を開設しました。
とあります。まさにCBL(Community-Based Learning)ですね。
岡山大学地域総合研究センター
まず、最初は岡山大学地域総合研究センター(AGORA)です。
准教授の岩淵先生にお聞きしました。
「岡山大学地域総合研究センターは、2011年に設立され、今年で設立10周年になります。
大学と地域のまちづくりを志す学都構想の実現のため設立されました。
主に、学生や教員が、岡山県各地のまちづくりに参画や調査・研究を続けています。
主な活動には、岡山市中心市街地の活性化、中山間地域の集落支援などが挙げられます。
産官学やNPOとの協働や対話を柱にして、まちづくりの支援を行っています。」
西川緑道公園、矢掛町、水島のまちづくり事例がわかりやすいとのことです。
毎年活動報告書にまとめられています。
令和2年度の活動報告書にも“教室から抜け出し、社会や地域を起点として、社会の様々な人と交わる「実践型教育プログラム」の推進をコーディネート、留学生を含む学生を積極的に社会や地域で学ぶ機会を創出するサポートを続けてきた。”と記載されているように、学生の生きる力を身につけるためのサポートを続けていらっしゃいます。
まちへの愛着やシビックプライドを育てる。本センターと共通するところがありました。
皆さんも岡山に行かれたら、そんな視点で散策してみてください。
西川緑道公園はとても素敵な場所でした。
活動の詳細は、センターのウェブサイトをご覧ください。
センター長の三村先生、岩淵先生。ありがとうございました。