カリキュラム・ポリシー
「豊かな人間性をそなえた良き医療人」の育成を目指し、特色ある教育を行っています。学生が自立して自主的に学ぶ学習方法を身につけていけるように、以下のようなカリキュラム編成をしています。
- 自然・生命・人間についてさまざまな側面から知識を得、解釈できるようになるために、人文学・社会科学・自然科学の各科目を配置しています。
- 生命と自然と人間の営みについて学ぶ科目をとおして、人間理解を深め、自己管理力を養います。また、専門科目の講義・演習や臨地実習での体験、および他学部との連携科目を設置し、チームビルディングを通してリーダーシップとともに多職種と協働するために必要な責任感・倫理観を養います。
- 1年次に地域社会との交流を図る科目を通して看護学を学ぶ動機づけを行うとともに、人を生活者としてとらえる能力を培います。2年次終了時までに、臨床判断能力の基盤となる人体、病態、治療に関して学びます。また、疫学や保健統計、社会政策・保障に関する学びをとおして、地域社会や保健・医療・福祉の発展に貢献できる判断力、包括的な視点から看護をとらえる姿勢を身につけます。同時に、生命と社会を脅かす感染症に対して、根拠をもって予防および対処ができるように感染制御に関する科目を配置し、実験を含む演習をとおして実践力を養います。 これらの科目を修得したうえで、さまざまな場における多様な対象者への看護実習を行い、保健指導能力、地域・家族をみる能力をつけながら看護実践能力の段階的向上を図ります。 実習グループは学習進度に応じた実習指導が受けられるように少人数とし、グループワークやディスカッションなど他者との協働をとおして視野を深めます。
- 初年次教育科目で、探究心を持ち、主体的に研鑽を積むために必要な技能を身につけます。 科学的探究心を育て、基礎的な研究能力を養うために、研究方法を学び卒業研究につなげます。 全学年の行事や各科目を通じて、本学の教育理念・目標を理解し、本学部の学生としてふさわしい姿勢、学習態度および卒業時までに身につけておくべき能力について考える、キャリアストーリー作成の機会を設定しています。
- 全学年においてさまざまな他言語とその文化を学び、多文化・多様な社会で活用するための基礎的なコミュニケーション能力を段階的に伸ばしていきます。さらに国際看護学の科目や海外での研修および交流の機会をとおして、異なる文化や多様な考えに共感する力を養います。